スウィート・ドリームズ (NTT出版ライブラリーレゾナント059) (NTT出版ライブラリーレゾナント 59)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757160132

感想・レビュー・書評

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  • ゾンビとかハードプロブレムに関しての話なんだけど、デネットの本だったら自由意志の未来のほうが全然面白い。屁理屈も面白いんだけど、屁理屈の面白さの度合いならやっぱりチャンバースだしなあ。多草稿モデルは名前が今ひとつというか、カッコ悪い。
    僕が明らかにしたいのはゾンビとかの話じゃなくて、意識がどうやってブートストラップされたか?ってところと、自由にモノを考えることができるということはどういうことなのか?ってことなんだね。別に意思はどうでもいいやって気にだんだんなってきた。意思とかたいしたことねえし。

  • 「クオリア」や意識の特権を批判する、ダニエル・デネットの新作。ただ。論文や講演を集めたものなので、主張が分かりにくい。
    訳者はあとがきで「一貫した論旨展開になっており、著者の意見の骨子は簡単に読みとれるものと思われる」と書いているが、著者のこれまでの主張や論争の背景が分からないと「簡単に」読みとれるものではないだろう。同じくあとがきの中で『心はどこにあるのか』を訳した経験から「デネットの文体を日本語に移すときにけっしてわかりやすいものにはならないことを痛感」している、と言っているので、ある程度は認識しているのだろう。

    論旨を明確につかむには、もう20年近く前の著書だが、意識の多草稿モデルを論じた『解明される意識』を先に読むべきかもしれない。
    (私は読んでないのですが...)

  • 人間は、魂やクオリアなんてあやふやなもんで世界を認識しているんじゃない。

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著者プロフィール

Daniel C. Dennett
1942年生まれ。1965年、オックスフォード大学より哲学博士号取得。現在、タフツ大学名誉特任教授・同大学認知科学研究センター所長。現代英語圏を代表する哲学者の一人。著書も多く、近著としてIntuition Pumps and Other Tools for Thinking, 2013(『思考の技法――直観ポンプと77の思考術』)、From Bacteria to Bach and Back: The Evolution of Minds, 2017(『心の進化を解明する――バクテリアからバッハへ』)などがある。

「2020年 『自由の余地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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