- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757219045
感想・レビュー・書評
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身近な事例と併せて書かれているので、行動経済学の導入書としては良かった。
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Don't be fooled by TV shopping to shop.
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本当に優しくてわかりやすかった
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ガブッとわかった
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行動経済学の基本的なことがわかりやすく書かれていて良かった。具体例なども豊富で初めて学ぶ人にはオススメ
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行動経済学の入門書的一冊。
自分の何気ない行動もある視点から見るとこういう風に判断できるのかと目から鱗のことばかりでした。
読んでおいて損はないはず。 -
副題に「世界一やさしい」「ガブッ!とわかる」とある言葉の通り、行動経済学についてわかりやすく書かれた入門書。高校生の子どもにも勧めたくなる。
まず、書籍としての導入が上手い。
”はじめに”で、「なぜあなたはお金を貯められないのか?」「お金を貯めるために行動経済」と書かれて、いったいどれだけの人が抗えるだろうか?
お金は万人共通の悩み、その悩みに対して、「ここに答えがありますよ」と誘い、行動経済学という「言葉としての目新しさ」「納得性の予感」「これまでとの違い」で訴求してくるのだ。
本論では、”はじめに”でざっと触れた内容が、丁寧に、そして具体的な例で語られていく。
重要な概念は、すこしづつ表現や例を変えながら、わかりやすく記述されている。よい教科書の形がここにある。入門書としての教科書はかくあるべしと言う構成なのだ。高校の頃にこんな本に出会っていたら、その後の人生の進路を変えたかもしれない。そしてなにより、もっとお金が貯められたかもしれない。
記述されている内容は、入門書とはいえ、十分に大人である我々の知的好奇心を満たしてくれる。
たとえば、テレビショッピングとは、どのような構成で人々の購買に影響を与えているのか?
それは決して商品の連呼でも、わざとらしい「素敵~」というゲストの言葉でもないことが、本書の中で明らかになる。。スーパーについても同様だ。
この本を読んだ後では、街を歩いても、スーパーで買い物をしていても、行動経済学の言葉で世界を再構成することが止められなくなる。世の中に存在する見えない仕掛けを、自分の目で発見したくなる。
「フレームとは、意思決定(選択、判断)のために与えられる情報が提示、表現される方法のこと。情報の提示・表現の仕方や情報の受け手の意識によって、意思決定に大きな違いが生じる」
フレームを外して世界をみるためには、自分自身のフレームが意識できなくてはならない。本書は、行動経済学の入門書として、その最初の一歩を与えてくれている。