面白くてよくわかる!古事記 (日本の神々を知る大人の教科書)

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  • アスペクト
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757220119

作品紹介・あらすじ

日本には、どんな神さまがいるの?私たちの祖先は、何を考えていたの?不思議だけど面白い、神話の世界へ。

感想・レビュー・書評

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  • 978-4-7572-2011-9
    C0021 ¥1300E.

    面白くてよくわかる!古事記
    2011年12月5日 第1刷発行
    監修者:三浦祐之(みうら すけゆき)

    発行所:株式会社アスペクト

    はじめに
     1 知っておきたい「古事記」基礎知識
     2 神話をいろどる神々とその子孫たち
     3 世界を形づくった天つ神の時代
     4 神々の冒険譚
     5 神々とその子孫たちの時代
     6 陰謀と愛憎の物語
    索引
    -----------
    古事記とか日本書紀とか、名前だけ知ってる。
    今までに読もうとしたこともあるのだけれど、頓挫。
    その理由は登場人物の名前の面倒くささと世界の名前と相関関係のあり得なさと…。まぁいろいろw
    この本の最初の章で、古事記は3巻あること。
    一つ目は神様の時代。
    二つ目は桓武天皇から15大応神天皇まで。
    三つめは16第仁徳天皇から第3台推古天皇まで。
    へ~! 一応時系列になってるのね?
    いつ頃、誰が、何のために作った物なのか…。
    そんなことも良く考えずに読んでいたので、理解が進まなかったのも当然だわ・・と納得。

    見開き2ページで図やイラスト、系図などもあり理解の助けになります。
    私だけのことかもしれないけれど、物語は覚えていても最後がどうなったのか?って事は結構忘れがち。
    この一冊には古事記の(第3巻の)おおよその終わりが示されているのがありがたい。
    そして、そこで終わるって事は‥?と思うと、この本の一番最初に「なぜこの物語が記される必要があったのかしら?」って謎に戻ります。
    まだ、読み始めたばかりだけど、楽しく読み進められそうです。

    一通り読んでみて、私は何も知らないのだなぁと思いました。
    古事記 原本が無いんだ? 天皇の命で編纂されたって事は、それなりに大切に保管されて、いるのかと思った。てっきり正倉院文書みたいな一般の人は見れませんけどって事になっているのかと思ってたよ。
    歴代の天皇の系譜と各地の氏族に口誦(声に出して言う)で伝えられたものをまとめた物
    神様の世界のことなので、死んだり、湧いたり、生き返ってたり・・w
    長い名前の意味とかもあって、ほかの本とは違う切り口もあって楽しめました。
    -------------------
    カバー袖より
    古事記成立 日本最古の歴史書は、7世紀後半に後半に天武天皇の命で編纂された。
    本居宣長 江戸時代まで注目されることのなかった古事記を本格的に研究
    日本の起源 イザナキ(兄)とイザナミ(妹)が結婚し、国が生まれた。
    悲劇の英雄 父に疎まれて、それでも父に愛されようともがくヤマトタケルの物語
    黄泉の国 古事記では、死者が暮らす世界は地下にあると考えられていた。
    -----------------------

  • 勧められて読んではみたもののあまり興味が持てないまま読了。知識として一通り頭に入ったので機会があれば他の歴史書にもチャレンジしてみたいです。

  • 今まで名前しか知らなかった古事記は日本の歴史書。日本書紀も同様だが、古事記は神話に重きがおかれている。
    出雲大社はオオクニヌシが国譲りの際に建てた自分の住まい、高千穂は天孫降臨の際にニニギが降臨した場所…など歴史好きにはたまらない一冊。分かりやすい。

  • 古事記の書籍の中でも本書は構成がわかりやすく、各話の詳細さには欠けるが全体を理解しやすい。

  • 古事記の成立、古事記を佼成する世界の図解や日本書紀と比較、本居宣長の研究、名前はあがっているけど、数多くのエピソードの無い神のリスト、など わかりやすく、面白い。
    また、神々のエピソードも簡潔に見開き1ページで紹介されていて、読みやすい。

  • 出雲大社や玉造温泉に行ったときに、古事記の世界観に触れたので一度解説書を読んでみたいと思い購入した本である。古事記の構成(上巻が神話で、中下巻が天皇の話)を初めて知ったし、スサノオとかヤマトタケルといった神々もどういうエピソードを持った人なのかというのを断片的にしか知らなかったのだがこの本を読んでようやくつながった気がした。ただ解説書という位置づけであるため、淡々と描かれているような本で自分の知っている登場人物以外の名前が、長いカタカナであることもあり、なかなか感情移入ができず読むのが少しつらかった。

  • よくわかる。というほど分かりやすいとは感じませんでした。

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著者プロフィール

千葉大学名誉教授。1946 年、三重県生まれ。『古事記』を中心に古代文学・伝承文学に新たな読解の可能性をさぐり続けている。共立女子短期大学・千葉大学・立正大学等の教員を歴任し、2017年3月定年退職。著書に『浦島太郎の文学史』『神話と歴史叙述』『口語訳古事記』(第1回角川財団学芸賞受賞)『古事記を読みなおす』(第1回古代歴史文化みやざき賞受賞)『古代研究』『風土記の世界』『コジオタ(古事記学者)ノート』など多数。研究を兼ねた趣味は祭祀見学や遺跡めぐり。当社より『NHK「100分de名著」ブックス 古事記』を2014年8月に刊行。

「2022年 『こころをよむ 『古事記』神話から読む古代人の心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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