- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757221635
作品紹介・あらすじ
店主が3人もいる京の町家書店。青山の一等地で、120年続く本屋の新たな試み。亀が8匹、顕微鏡もある本屋って!?呑みながら読める、極上の古本酒場。新感覚ブックストアガイド。
感想・レビュー・書評
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“わたしの”ブックストアと言いたくなるような、通いたくなる小さな本屋さんを紹介した本。
“考える”本屋は圧倒的な個性を持ちながら、今日も明日も開店しつづける。
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手に馴染む大きさの、ソフトカバー本。
雑誌のようでありながら、写真も文章もとても見やすく、1ページ1ページ、ワクワクしながら読みました。
1ページの半分は大きめの文字でつづられた文、もう半分は写真、という分量配分がちょうどいいのです。
この本には、ただ送られてきた本をなにも考えず並べ続ける本屋さんは、ひとつも載っていませんでした。
そこに載っていたのは「日々考え続ける、小さな本屋」ばかりでした。
どのお店もキラキラ輝いていて、すごく個性的だったのですが、なぜこんなにも“個性的”なのか?というと、店主さんそれぞれが「自分のお店をこういう空間にしたい」という想いと「お客さんからみたお店」の目線をしっかり持っているからなんですね。
店主それぞれの想いは、何を仕入れるかにあらわれ、内装や本の配置で表現されています。
仕入れは置きたい本を直接出版社へ依頼する、文庫を置かない、料理本に特化している、ギャラリーがある、アイウエオ順には本を並べず、テーマごとに本を置く、雑貨やアンティーク、カフェなどを楽しめる…
結果的にそれらは「お店の個性」となり、それにひきつけられたお客さんたちが、こうしてそのお店を紹介していくことで、小さな本屋さんは知られていくのだなあと思いました。
小さな本屋さんには、大型書店のような便利さも機械もマニュアルもありません。
あるのは、不便さや人間味のあるぬくもりです。
いま、わたしたちが触れたくても触れられないものが、この小さな本屋さんには詰まっています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いや~これは読んでいて本当に楽しい書店案内本でした!古本屋から新刊書店、ブックカフェまで…写真も豊富で、読み終わるのが勿体なくて毎日ちびちび読んでいました。
行ったことのある店は懐かしく、他の本でも取り上げられて知っていた店は「その後」のエピソードを知ることができ、いつか行きたい憧れの店に対してはさらに憧れを募らせ…。
本以外に雑貨や古道具も扱っていたり、お茶やお酒や料理も楽しめたり。どの店も店主のこだわりが溢れ、その街の空気や読者の好みも取り入れたオンリーワンの棚は、実際にこの目で見に行きたいなとうずうずするほどだ。(今現在、すぐにそれが叶うのは一店舗だけだ。)特に新刊書店で自分のこだわりを貫くのは大変なことだろうと思う。それでも、よい出版社を本屋が育てるという信念のもと、実行しているのは素晴らしいなと。
本が売れない時代と言われるけれど、様々な工夫をこらし、「読みたい」気持ちをかきたててくれるたくさんの店。自分が書店員だったころトライしてみたかった色々な試みが形となっている。それぞれの店のユニークで大胆な発想はすごいし、これからも驚かせてほしいなと思う。行ったらきっと散財しちゃうよ!でも、そういうお店にいっぱいお金を使いたいな。
是非パート2も出して頂きたいな~。 -
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2012/10/03
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「こんな新刊の情報どこで手にしてはるんですか」
色々グルグル回ってるのですが、例えば
「本が好き!らぼ」近刊情報サーチ
http://com...「こんな新刊の情報どこで手にしてはるんですか」
色々グルグル回ってるのですが、例えば
「本が好き!らぼ」近刊情報サーチ
http://comingbook.honzuki.jp/
新刊JPニュース
http://www.sinkan.jp/news/latest_news.html
出版ニュース
http://www.snews.net/
TRC データ部ログ
http://datablog.trc.co.jp/
と言うようなサイトからです。。。2012/10/04
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2012年の刊。
どのお店も営業しているといいな。
・全国の小さな本屋、古書店を巡る
店主の心意気も。
・又吉直樹さんへのインタビュー、岡崎武志さん×小山力也さんの対談
〇本をどのように紹介するか、悩んでいたので福音
〇場所と出会って、本屋さんの扉を開いた人も何人か
〇書店・古書店の散策したいな! -
わざわざ行ってみたい魅力的ない本屋さんが沢山。私のお気に入りはまだ載っていなかったなあ。
岐阜の素敵な徒然舎さんで手に入れた本です。 -
人が多く集まるからこそ本も集まる。
東京や京都にはたくさん古書店があって羨ましい。 -
『人生でいちばん面白いのって、今まで嫌いだったものが好きになることだと思うんです。というのは、突然アイドルにハマってしまった最近の自分に対する言い訳なんですけど(笑)。本を読む時にも、そういうことが起きたらいいなと思います。』(p.13)
そんな素敵なことが起こってしまうブックカフェ。
行ってみたい!! -
本屋ってなんか好き。気づくとあっという間に時間がたってる。この本に載ってるような本屋が近くにあったらなぁ。。そうか、ないんなら作ればいいのか…って思わせる本。カラー写真が沢山でみているだけで楽しい。
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「ないんなら作ればいいのか」
はい!
お作りになられたましたら、お寄りしましょう。。。「ないんなら作ればいいのか」
はい!
お作りになられたましたら、お寄りしましょう。。。2013/08/17
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個性的な街の小さな本屋さんの紹介本。新刊書店も古本屋もブックカフェも並列で紹介されています。こういう本は大好きでついつい買ってしまいます。今回のはほとんどが東京のお店だったのが残念。大阪にもいいお店いっぱいあるんだよ! と言いたいが仕方ないか。
店主の人となりが判る棚の紹介が素敵でした。どのお店にも行ってみたくなりますね。(行ったことのあるお店もちらほら)そして自分でも本屋さんをやりたくなります。本と人を繋ぐ場所であり、文化の発信地であり、本屋の多面的な姿も垣間見れます。 -
街の本屋さんが減っているが、個性のある本屋さんには、それに惹かれるお客様が刺激を求めてやってくる。
新しい本をただ並べているだけでは売れない。
古本でも「読んでみよう!」という気持ちにさせてくれるとワクワクして手にしてしまう。
個性ある本屋さんを巡ってみたくなった。