- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757305625
感想・レビュー・書評
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はじめに
第1章 本当のコーチングとは?
第2章 アファメーションで自分を変える
第3章 コーチングに向く人、向かない人
おわりに -
・本物のコーチングについての考え方
・アファメーションでの自分の変え方(How to)
・コーチングに向く人・剥かない人
の3本柱。
この1冊ではすべては分からなくても、必要なエッセンスを拾ってゆける。 -
自身の今置かれている位置につい甘んじて、そこを居心地のいいとしがちなのが人というものであろう。さらにそこからさらに一つ高いところに、コンフォートゾーンを設定することで、現在を居心地の良くないものとして、自然的に高みへと誘おうというものは、逆算的な目標設定であり、非常に勉強になった。
少しながら人に何かを教えていく立場になりつつあるが、どちらかというと所謂否定的で、比較的丁寧な指導をしがちな自身にあって、教えないコーチングというのは中々に難しそうであるが、非常に納得すべきである。
本来は物事に対して自身で考えて対処すべきことを第一とし、その手助けとだけになるべきなのであろう。
つい一から十までを教えていくと、自身で考えることを放棄し、隠れた能力に気づけない可能性があるからであろう。
苫米地さんの本は、難しいことを平易に書いているところに、実際に理解している者だけが持つ力がある。
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アファメーション作成しています!
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再読。ゴール設定とそこから逆算していかに自分をコンフォートゾーンから抜け出していくかしっかり考えて、自分の言葉にするかが大切。まずはやってみること。
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図書館
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コーチングとはクライアントの見えていない盲点を見つけてあげ、ゴールを探し出す手伝いをすること
コーティングのゴールは自分で決めたゴールを目指してそれを実現するために豊かな人生を送ることが目的
コンフォートゾーン(慣れてる場所)を移動して達成したい場所に置き換える
※れいはイチロー
抽象度の高い思考、視点を高くする(本は紙でできていて、その紙は木からできてる)
解釈や説明を深めていき知らない子供に教えるつもりで細かく説明する
ただ頑張るのはマイナス、まず目標を設定して高いセルフイメージを持つことが大切 -
336.4-トマ 300218674
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「苫米地式コーチング」
部下を指導するとか、仕事の効率を上げる、というような目的に使われていることがビジネスの世界では多いが、本来のコーチングとは、
【そもそもコーチングのファースト・ステップは、クライアント(相談者)が自分自身で外せないスコトーマ(盲点)を見つけてあげること、もしくはその人の「ゴール」を探し出す手伝いをしてあげること】といっていいでしょう。(P14)
とある。
【ゴールを設定できるのは本人だけ】であり、
それを一方的に決めたり、誘導したりするのはコーチングではないそうだ。
また、ゴールも今までにあるものから選んではいけないという。
すでに存在しているゴールは、すべて他人がつくったものであり、あなたが目指すべきところではありません。
【あなたは、あなたのための、
そしてあなたがナンバーワンになるゴールを設定しなくてはなりません。】
(中略)
既存のものから選択したゴールでは、
自分の潜在能力をフルに発揮することはできません。
【人間は、「今、ここにないもの」を生み出すことができる存在です。】
既存のものからゴールを設定したら、あなたはそれを超えることは少なくともできません。【ゴールはあなたが創造するもの】なのです。(P22)
また、コーチに向くのはどんな人なのか、どこに気をつければいいのかも詳しく書いてあり、必要に迫られているがよくわからない、という人にも役に立つと思う。
個人的には、「アファメーション」という手法が、科学的に立証された方法である、ということがわかったのが大きかった。今までは、単なる気休めとか、言霊やおまじない的な評価をされているものだと思っていたので、脳の機能と結びついていることがわかってスッキリした。
もちろん、アファメーションの具体的な方法も載っているので、これを読んでその通りにやれば、かなりの変化が期待できる。やはりその辺は苫米地さんなので、ただのお題目を唱えるような方法ではなく、細かいステップに分かれていてじっくり自分の意識を変えていけそうだ。
コーチングについて知りたい人、学んだけどしっくり来ない人はもちろん、自分を変えたい人必読の本。
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
変えるべきはまず心(P16)
人間のすべての変化は、まずイメージの世界で生まれて、それがやがて物理世界に伝わるのです。
言い換えると、心から始まって行動にあらわれていくと言えるでしょう。
変えるべきはまず心であり、環境は変えなくてもいいのです。
心が変われば環境は勝手に変わっていきます。
スコトーマにヒントがある(P42)
人は誰もが自分の目に入ってこない部分、すなわちこれを「スコトーマ」(盲点)と呼んでいますが、このスコトーマの中にこそ、革新的な変化を引き起こすためのヒントが隠されていると、ルー・タイス*1は説いているのです。
抽象度を上げて考える(P66)
抽象度を上げて考えた共通点さえぶれなければ、
どんな職種・職業であれ、あなたの才能は活かされることになるでしょうし、見える世界が広がり、認知できる情報量も増えてくるのです。
では、どうして抽象度を上げた思考をする必要があるかというと、
「最高の自分は抽象度の高いところでしか見つけることができない」、つまり「高い視点を持っていなければならない」からです。
「高い視点」をサッカーで例えるなら、二流の選手はボールしか追いかけていないのに対し、一流の選手はまるで頭のてっぺんに目がついているかのように、高いところから試合全体を見渡せる能力を持っています。
高いセルフイメージを持つために(P75)
1.自分はどんな人間なのか?
2.自分はどんな価値があるのか?
3.自分には何がふさわしいか?
4.自分はどこにいれば快適か?
アファメーションの効果(P78)
プラスのメッセージを認識し、
それにしたがって行動するアファメーションは、
あなたの行動をイキイキとさせるのに非常に効果的です。
このことは理屈ではなく、無意識のレベルではたらきます。
ですから、それを利用していくことは、「心の問題」ではなく、
使っているコンピュータから不要なソフトを削除し、
新しいソフトを入れ替えるのと同じことで、
あなたが望むのであれば、不要だと思われる言葉は削除してもいいのです。
目標に向かって動き出しているイメージを持つ(P99)
あなたが年収5000万稼ぎたいという目標があるのであれば、今は年収が300万だったとしても、
目標に向かって動き出しているというイメージを持っている必要があります。
そこで、「私は5000万稼げるようになるため、今は準備期間として着実に歩んでいる。
だからこそ、毎日やりがいがあり、仕事に行くのが楽しい」と肯定した言葉を発するのです。
年収5000万には到達していないというイメージが少しでもあると、無意識の中で「何かが間違っている!」というメッセージを発して、間違いを修正しようとします。つまり、現実の方向と頭の中で思い描いているイメージが一致できるように機能していくわけです。
人は無意識に話を聞いてくれる人を求めている(P130)
人は自分の不満や問題を誰かに聞いてもらい吐き出すだけで、心がずいぶん楽クになるものです。しかし、いまは近所同士のつき合いや、人間同士が裸でコミュニケーションを持つ機会が少なくなっているので、
「相談したくても相談する相手がいない」
「話を聞いてもらいたくても、聞いてくれる人がいない」
というような現実から、ひとりで問題を抱えている人が多い時代といえます。
→ブログ コンサルで使う 文章
人は、話すことによって自分が何を考えているのかを相手に伝えるのと同時に、自分の耳で考えを聞いています。そして、考え方が整理されていき、問題や悩みの解決方法を自分で気づいて見出すことができるのです。これをコーチングの用語では「オートクライン」(自分で話した言葉が自分に作用すること)といいます。
人は自分で考えていることを整理するためにも、無意識的に話を聞いてくれる人を求めているのです。
「人を伸ばす人」が持つ3つの力(P148)
1.自分とは異なる相手を「受け入れる力」
2.相手の対話を成立させる「伝わる力」
3.相手の可能性を「引きだす力」
欠点を指摘するのは逆効果(P154)
人間は不思議なもので、欠点をあれこれ指摘されてしまうと、欠点の方ばかり浮き彫りになってしまい、成功の方がスコトーマに隠れてしまいます。
ラポールとは(P163)
もともとフランス語で、「関係、関連、類似点」という意味を表す言葉です。しかし、心理学や催眠の用語では「信頼関係」の意味として使われています。
実は、よりよい人間関係を築くためには、このラポールが大変に重要な意味を持っています。
辞書によっては、ラポールを「同じ価値観を共有する仲間意識」と記してあるものもありますが、ここで必要とされるラポールとは、「表面的な融和や共感ではなく、直感に訴える深層的な一体感」です。
つまり、表層意識に訴えかけるメッセージではなく、深層意識に「私はあなたたちと同じ仲間だよ。だから安心してください」というメッセージを送り込むことです。
ハイパーラポール(P164)
特にコーチングで重要なのは、ラポールより一歩進んで、私がハイパーラポールと呼んでいる、より強いラポールです。
ハイパーラポールにおける「有効な信頼関係」とは、単なる“友達を信頼している”といった関係とは少し意味合いが違ってきます。それはある意味で「上下関係のある信頼関係」です。
たとえば上司と部下、先輩と後輩、医者と患者、師匠と弟子、先生と生徒のような上下関係であり、なおかつ信頼で結ばれているという状態が理想的です。
イヌやサルは本能的に社会集団を形成する動物ですが、同時にボスを中心とした序列や順位を創る動物です。人間も社会集団を作って生活しますが、では人間は序列を作る動物でしょうか?
実は人間にも序列を作る本能があり、あらゆる情報をもとに相手が自分より順位が上か下かを無意識のうちに判断しようとします。
(中略)
ここではハイパーラポールはお互いが臨場感空間を共有し、かつその臨場感空間を支配している時に生成されると理解してください。
そのためには、相手が見ている世界を相手の目線で見ることが必要です。そして相手が見ている世界をひとつひとつ言葉にして、相手に伝えてください。それが一番基本的なラポール生成の技術です。あなたの言葉の世界ですから、その支配者はもちろんあなたです。ありのままに相手の見ている世界、感じている世界を言葉にするだけでいいのです。
本当の自由・本当の夢(P192)
社会や他人だけでなく、他人のしがらみや自分の記憶からも自由になって、すべて自分で判断し、決定する。それこそが本当の自由なのです。そして「将来はこういうことをしたい」というものを、純粋かつ自分の意志によって選択したものこそ、本当の夢なのです。
(中略)
夢が本当かそうでないか、判別する方法があるのならば、「達成することに迷いを感じないかどうか」それだけです。
コーチングとは?
コーチングは簡単に言えば、人を豊かにするためのものです。仕事のできる部下を育てるだけのような狭い範囲の概念でもない。人にこうしなさいとか要望を押し付けるのはコーチングではないそうです。
コーチングは洗脳とは違います。たとえば、タイガー・ウッズ選手は非常に素晴らしい業績を残されていますが、幼い頃からゴルフという選択肢しか与えられていないので、本当は可愛そうな存在かもしれません。
コンフォートゾーン
コンフォートゾーンとは現状で満足して、心地よい状態のこと。コーチングする前は、現状にコンフォートゾーンが設定されているので、変わりたいと思っても変わることができない。コンフォートゾーンを適切なところに設定することによって、無意識のうちに目標を達成できるようになる。
コンフォートゾーンを目標を達成した状態に設定する方法は、できるだけ細かく目標達成した状況を思い描くことです。
否定は最悪のコーチング
ダメ社員というレッテルを貼ってしまうと、ダメ社員というのがコンフォートゾーンになってしまう。
アファメーション
アファメーションとは、自分自身に対して常に肯定的な言葉を語りかけ、一種の宣言のように作用させることで、自分の意識を前向きに保たせ、自らの望む方向に進んでいく方法です。
アファメーション5つのステップ
1. ゴール(目標)を設定する
2. 相手からの反論を予測し、それに対する反論を作る
3. 現状でゴール(目標)を実現できない理由を考え出す
4. 今の自分がどうであればゴールに到達できるかその条件を考える
5. さらに具体的な工程の文章に置き換えてみる
相手に無力感を与えてしまう「できる人」
「できる人」は、周囲に距離感を感じさせます。しかし、サッカーの中田選手のように「できる人」でありながら、「人を伸ばす人」になることはできます。
「人を伸ばす人」が持つ力
1. 自分とは異なる相手を「受け入れる力」
2. 相手との対話を成立させる「伝わる力」
3. 相手の可能性を「引き出す力」
◆コーチングとは
コーチングのファースト・ステップは、クライアントが自分自身で外せないスコトーマ(盲点)を
見つけてあげること。もしくはその人の「ゴール」を探し出す手伝いをしてあげること。
◆ブリーフ(信念)システム
以下の4点をしっかり言葉にしてイメージすることによって、思考や行動が決定していく。
①自分はどんな人間なのか?
②自分はどんな価値があるのか?
③自分には何がふさわしいのか?
④自分はどこにいれば快適か?
※喜怒哀楽には人間や動物を行動に駆り立てる性質がある。そのためマイナスの感情は
自分をますますマイナスにしていく。
◆アファメーション
自分自身に対して常に肯定的な言葉を語りかけ、一種の宣言のように作用させることで、
自分の意識を前向きに保たせ、自らの望む方向に進んでいく方法
・行う前に準備
(1)人生の棚卸を行う
例)自分の長所と短所をあげる
心から楽しんでいる物は何か?
1年先、5年先、10年先にやり遂げたいことは何か?
(2)これまでの人生で「自分が求めたもの」「自然に起こったもの」に分けて考えてみる
例)大学は自分の希望したところか?
結婚は考えていた年齢でできたか?
(3)ゴール設定
①目標を書きとめる
②具体的な目標を立てる
③最終目標をいくつかの短期的な目標に分ける
④最終目標は挑戦しがいあるものにする
⑤アクシデントも織り込んでおく
⑥進歩したときには自分を褒める
⑦アファメーションとビジュアルかの2本で目標を支える
・組み立て方法
(1)一人称で書く
(2)否定形はNG
(3)「現在形」で書く
→言い切ることが重要
(4)「~したい」はNG
→「~になります」と書く
(5)他人と比べない
→あくまでもセルフイメージが重要
(6)強い響きの言葉を入れる
(7)自分の気持ちの言葉も入れる
(8)目標を具体的に書く
(9)多くの要素を取り入れた目標にする
→仕事だけとか、家庭だけとかに偏らない
(10)実現している姿をイメージする
(11)他人には内緒
・つくり方
ステップ1:ゴールを設定する
→セルフイメージを膨らませ、なぜそれを達成したらうれしいのか、理由を詳細に
書き出す
ステップ2:相手からの反論を予測し、それに対する反論を作る
→①掲げた目標に対して、予想できる反論や否定的反応を5つ書き出す
②①の質問に対して、さらに5つずつ、合わせて25個の「反論の反論」を作成する
③頭の中で繰り返しイメージする
ステップ3:現状のゴール(目標)を実現できない理由を考え出す
ステップ4:今の自分がどうあればゴールに到達できるかその条件を考える
→①夢を実現するために「どのレベルにいればいいのか」という条件を5つ考える
②どういう条件があるかを最低5つは違う側面から分析する
③②で出した条件のなかから、特に重要だと思われる物を2つずつ全部で
10個選び出してみる
ステップ5:さらに具体的な肯定の文章に書き換えてみる
→「組み立て方法」のところを参考に書く