屍姫 1 (ガンガンコミックス)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784757515062

感想・レビュー・書評

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  • エログロもの。景世かっこいい。結構苦戦してるよなーって印象。続きが気になるラストだった。

  • 屍姫になったワケはまだ語られないのね。

  • あの酷い声優だった屍姫をアニメで見て、途中でギブアップしたので、コミックでも見返そうかと。
    まだ1巻は景世が生きてて頑張っている。
    このまま、これで進んでくれても良かったのになあと思いつつ、
    まあ、旺里が関わりそうってのは1巻で分かりますけど。
    とりあえず、旺里が主役になるまでの所はなんとなく覚えてるので、そこから先が本番になるかな。

  •  6年ほど前、海外のマイナー動画サイトに投稿された日本のTVアニメをただ観するという楽しみを覚えてしまった。今ではそういった場所での投稿もチェックが厳しくなってほとんど消されてしまったが、そのすぐ後にあまり制約されていないように見えるアニメ専門サイトが出て来た(たしかポルトガル語圏のAniTube)。英文タイトルで検索をかけなければならないが、ほとんどが日本語のローマ字読みで投稿されているので観たいアニメを探すのは容易だ(元から英語タイトルのものはそっちで)。

     例えば「Mahou Shoujo Madoka Magika」のような感じ。「Madoka Magika」だけでも出て来る。見つからない回があればタイトルの後に「Madoka Magika 01」などのように入力するが、それでも見つからない時はグーグル検索にかければ他の動画サイトに見つかることもある。そういった海外で投稿されているアニメには基本的に外国語の字幕が付けられている。

     最悪の場合は外国語吹替えでダメだが、TV放送を録画したものはほとんど字幕のみ。その大きめの字幕さえ気にしなければ、14インチ程度のデスクトップPCフルスクリーン表示ならTVを観ているのとほとんど変わらない。画質や字幕が気になる人は無理かも知れないが、どんな作品なのかちょっと観てみたいという興味優先の時には非常に重宝する。それを観て気に入ってしまいDVDを全巻集めたアニメもいくつかある。

     ただし最近のアニメは話数を短くして視聴率や人気を検証するので、1期2期などに分割されたり少し間を置いて放送されたりOVA化や映画化が最初から想定されていたり、予備知識がないと全てのエピソードが分からないので、こういう時はWikipediaで先に下調べしてから動画を検索した方が良い。

     そういった投稿アニメの中で最初の方にかなりはまって楽しんだものの一つにアニメ版「屍姫」があった。
     当時はまだ原作が連載中で終わりが全く見えていなかったため、アニメ版は内容がかなり変更されて中途半端に終わってしまっていたと思う。それがつい先日調べてみたところ原作はすでに完結していて、その上中古全23巻がなんと送料込み1,030円で入手できると知って早速注文した。人気があって一時的に数が出回りすぎていたからだろうか。連載終了は去年末(2014年末)なので、激安中古本と言ってもそのほとんどが新品と変わらない程度の良いものばかりだったのでちょっと驚いた。

     いきなり終盤のネタバレをするわけにもいかないので、ちょっと遠回しな言い方をすると、ラスボスは「弥勒(みろく)」である。個人的にもとくに好きな仏像の一つだが、一般的にも人気が高いその「弥勒菩薩(みろくぼさつ)」とは何か。

    「弥勒は現在仏であるゴータマ・ブッダ(釈迦牟尼仏)の次にブッダとなることが約束された菩薩(修行者)で、ゴータマの入滅後56億7千万年後の未来にこの世界に現われ悟りを開き、多くの人々を救済するとされる。Wikiより」つまりブッダの後継者である。そして「弥勒(みろく)」と言えば、個人的に記憶に残る物語がいくつかある。

     最初は山田正紀のSF小説「弥勒戦争」であり、次に萩尾望都&光瀬龍「百億の昼と千億の夜」。もう1つか2つあったような気もするが思い出せない。直接的にその「弥勒」と戦う特殊な能力者・独覚たちの戦いを描いた作品が「弥勒戦争」。56億7千万年後に現れて世界を救世するという謎の存在「弥勒」を巡り、阿修羅やブッダ、キリストなど宗教上の存在たちが時空を超えて戦う「百億の昼と千億の夜」。物語そのものは「屍姫」とは全く異なるが、「弥勒」をテーマに取上げた作品が特別真新しいものではないということだけは記しておきたい。

     それと以前アニメの感想に書いたことだが「屍姫」と「屍」の戦いは「X-MEN」を想起させる。死んだ者が生き返って動き出すと言えばゾンビのようだが、実質的には「屍姫」も「屍」も宗教的な制約を受けているとは言え“生きて”おり、その不死性や超人的な能力は一種のミュータントである。

     さらに、漫画を読んでいる時に連想したのは先ほどアニメの例で取上げた「魔法少女まどか☆マギカ」である。ヒロインの体が命の抜け殻であることと、敵がヒロイン「屍姫」たちとほとんど同類の「屍」であることなど、非常に共通点が多いと感じた。後続だからと言ってパクリとは思わないが、「屍姫」が「魔法少女まどか☆マギカ」の元ネタの一つである可能性はかなり高い。

     今回「屍姫」全23巻を読破して思ったことは、結末は最初から決められてあったようだということ。少年漫画の人気シリーズにありがちな後付けの感じがしない展開になっていたように思う。
     なぜなら、物語の主人公オーリの「屍姫」である星村マキナが家族ともども惨殺され「屍姫」になるキッカケとなった事件の発端がラスボス「弥勒」との最終決戦に繋がっているというか、事件の裏で手を引いていたのが「弥勒」であり、その介助となっていたのがストーリー全体を通して敵を手引きし続ける背信僧・赤紗の最終目的であり悲願だった(物語の序盤から示唆されていたこと)。

     それにしても、連載誌「月刊少年ガンガン」の読者対象は中学生男女だそうで、さすがにセックスシーンこそ描かれないプラトニックな恋愛物になっているが、殺戮描写に関してはどこに制約があるのかと思われるほど凄まじい。今の少年漫画って本当に大丈夫なのだろうかとちょっと思ってしまった。

    「弥勒」という存在が登場するように、かなり仏教的な世界観がモチーフとして使用されているが、その辺りの説明は面倒臭くて飛ばしながらなのであまり深く読み込んではいない。世界観の拝借の仕方として的を得たものなのか、いい加減すぎて他愛ないものなのかというところまでは正直分からないが、クライマックスの展開としては結構見応えのある盛上りを見せてくれる。

     テーマは全く異なるものの、これもある意味で「エヴァンゲリオン」が描いたような宗教的モチーフによる世紀末(仏教では末法)を描いた作品になっている。

     主役ヒロイン・星村マキナの絵姿は文字通りの「セーラー服と機関銃」であり、その強烈なイメージがオタクっぽい漫画を想像させるが、少年漫画としては比較的硬派な内容なのではないかと思われる(多少作者のサービス精神溢れる?フェチ描写も随所に現れるが)。その半面、ヒロイン・星村マキナの契約僧となる主人公オーリが当初はとてつもない役立たずに描かれていて感情移入しずらい面もある。

     とくにアニメ版ではそのオーリの役立たずぶりが始終描かれたことが作品の物足りなさに繋がっていた気もするが、原作の方では着実に使える男に成長して行く姿が描かれてたので、ちょっとスッキリした。まあエンディングもなかなかのものである。



    魔法少女たちの命の抜け殻にも似た戦うために生かされる女性。死の淵から甦りしヒロインたちの未練、救世56億7千万年との死闘。僧兵との絆、愛と友情の物語。
    漫画「屍姫〈シカバネヒメ〉」全23巻 赤人義一(2005~2014)
    http://yokozawa.jugem.jp/?eid=962

  • 死者との闘いに甦った屍から死者や妖と闘うための屍姫を創り出し、人間では闘えない状況以上の闘いによって屍を妖を滅ぼす。それは良いとして、その人外のモノと闘う手段がマシンガンって…今のところセーラー服と機関銃の組み合わせを漫画で再現するためにホラーを絡めてみましたという感じでちょっとチープ。今後に期待。

  • かわいい女の子が銃ぶっぱなしたり刀ふりまわしたりしてますが全部ゾンビですよという漫画。

  • ちょっとグロいけど、おもしろい。

    女の子がかわいくてえろっちい!←

  • アニメも面白い、けど流血シーン貧血おこしそう

  • パンツはいてません。

    …ホラーとかゾンビは正直苦手ですが、屍姫と契約僧の関係性に惹かれるものがあるので読んでます。個人的には嵩柾と異月がすき。

  • I read.(08/10/02)

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著者プロフィール

代表作はTVアニメ化した『屍姫』(全23巻)

「2023年 『摂理狂神大戦 ヴァンパイアミスト2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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