絶園のテンペスト(8) (ガンガンコミックス)

著者 :
制作 : 左 有秀 
  • スクウェア・エニックス
4.18
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本棚登録 : 758
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757538528

感想・レビュー・書評

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  • この巻は本当に清々しかった
    不破愛花を殺したのは誰か
    絶園の魔法使いが不完全な訳
    はじまりの樹と絶園の樹の関係
    はじまりの樹の存在理由
    これらの謎を順を追って解いていってくれた
    内容的にも申し分はなく満点の巻だった

  • 事件と世界の真相開示篇。
    もっとどうしようもない運命に抗う、抗うことすら運命なのかも知れないという疑惑の中でもがく、もしくはそれを利用して自分の願いを巧妙に叶える、という話かと思っていた。というか、吉野君こそそのためにもっとあがくのかと。いや、完全に運命というのは、葉風さんがになっているんだから、このあと直接それと吉野君が対峙する舞台が整ったのかも知れない。エヴァさんの「これでは負けみたい」と言うセリフは、この次への希望の布石と思いたい。
    しかし、愛花さんが葉風さんぶん殴ってくれてちょっとスッキリした。愛花さんも言っていたように明らかに吉野君が慟哭したときは葉風さんはわざわざ追い詰めていて、そこは女のずるさというか強かさというか、若干の居心地の悪さを感じていたから。
    というかですよ!
    愛花さんですよ!!
    被害者で犯人で名探偵で切っ掛けで結末である。
    超かわいくて健気で強くて聡明で冷静で超然としていて、悲しいほど、美しい。
    ああああ。
    せめて吉野君と最後の会話をさせてあげる、とか出来なかったのか………。手紙が、どんな内容なんだろう。つらい。悲しい。
    あとは、羽村君が怒り、泣いてくれるのがどれだけ救いだったか。ホント良い子だよ、この子は……。彼こそが、ヒーローだわ。彼こそが理を突破する、正しい人だわ。


    この後気になるのはいくつか。
    真相はすべて明らかになって覆らないとしても、吉野君の中で愛花ちゃんをどう折り合いつけるのか。
    テンペストだとして、「幸せな結末」はどんな状況なのか。
    やっぱり姫様と吉野君に対決して欲しい。愛花さんを振り切るとしても、そうなればやはり吉野君の携帯がキーになるだろうなぁ。
    あるいみ「ケータイのなからな愛花さんは生きている」「明日はこない」訳だから、これがまったく破壊されてしまう、あるいは供物とするとか、そういうことにはなると思うんだが。
    あとは真広君が助けた少女。羽村君の彼女。このふたりというか、これがなんかエピソードに繋がったりするかな、とか。

  • 謎解き巻。

    次巻が最終巻ということで、今までの種明かしをすることでの状況整理。
    キャラクターに無駄なく、構成も飽きさせない。

    大団円に期待。

  • 最新巻まで読み終えて、アニメから入った口なのでその視点で感想をひとつ。

    漫画には艶っぽさに欠けるところがあるし、上手な絵とは言いがたいかなというのが正直なところ。
    しかし原作者がスパイラルでヒットを記録した城平京さんだけあって物語自体はとても面白い。
    さらに構成担当者までいるので一話分がボリュームがあり、話に隙もない。
    アニメではそこに艶と動き、音楽まで加わるので本当に文句なしのでき。

    ただし、アニメの艶っぽいのを漫画に求めるのは☓。イメージと違う、ということになりかねない。
    アニメから入った口であり、そこが残念だったのもあって、あえて☆4つで。

  • さすが絶園のテンペスト て感じでしたね

  • どんでん返しかと問われればそうではなく
    だが意外性に溢れている、城平先生らしいとも言える展開でした
    これまでの謎が明かされ、終息へと向かいます

    墓穴を掘った羽村に幸いあれ(笑)

  • ついにすべての謎が解ける。
    愛花を殺した犯人を見つけるため葉風は過去へ。
    果たして誰が殺したのか?

    犯人がわかるだけではなく
    なぜ?どうして?どうやって?まですべてわかっちゃいます。

    読んでて辻褄合いますねって感じでした。

    始まりであって終わりでもある。
    また終わりであって始まりでもある。

    そして、次のステージへ。
    次巻、最終巻の予感。

  • 7巻まで読んで、結論だけはそれしかないって思うところと合致してた。けど、どうして愛花ちゃんが死ぬことになったのかだけが想像出来んかったので、それも明らかになってすっきり。
    テンペストなのかハムレットなのか…個人的にはやっぱりハムレットじゃないかなとも感じているけれど、次の巻というか最終回で「テンペストだ」って思えればいいな。

  • そう来たかー!
    すべての謎が明らかになる、と前巻に書いてあったので、ドキドキしながら読みました。うん、すごいね。そこにつながっていたんだね。
    次は完結巻のようなので、楽しみです。

  • ついにいろんな謎が解き明かされてスッキリしました!
    いや、スッキリするにはまだ早いのかもしれませんが...
    次巻が最終巻らしいので、楽しみに待ってます!

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著者プロフィール

【城平京(しろだいら・きょう)】
奈良県出身。代表作に漫画原作『絶園のテンペスト』『スパイラル~推理の絆~』、小説『虚構推理 』『名探偵に薔薇を』『雨の日も神様と相撲を』など。

「2021年 『虚構推理(15)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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