小説NieR:Automata(ニーアオートマタ ) 短イ話 (GAME NOVELS)
- スクウェア・エニックス (2017年10月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757554948
感想・レビュー・書評
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原作となるゲーム『NieR:Automata』のノベライズ、第2巻の“短イ話”です。
ゲームでは語られなかった新たな事実が多々記述されているため、原作の世界観が広がる一冊でした。
1巻では触れられなかったエミールの話もあり最後の挿絵がまた感動で、前作ゲームの『NieR RepliCant』を思い出しました。
『NieR』シリーズと『DRAG-ON DRAGOON』シリーズをプレイされた方、“魔素”という単語は懐かしいですよね。
ドラゴンが新宿上空に出現する例のエンドで“魔素”がこちら側へ持ち込まれてしまったことを覚えています。
マニアックなレビュー、失礼いたしました。
このようにゲーマーの好奇心を十分に補完するノベライズでした。
3巻にも期待します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゲームの主人公2Bの前身であるアタッカー二号(A2)の物語と、アンドロイドたちが登場する前に地球奪還のため戦っていたロボットのエミールの物語。
真面目で汎用で不器用な二号。2Bと脱走兵として出会った時とは別人と思えるほどに単機での戦闘には向かない性格だった。彼女が、なぜ機械生命体の殲滅に固執するに至ったのかや、レジスタンスのアネモネの過去も少し分かり、ゲームを補完するような内容。 -
ゲームは横で見ていただけながら、ゲーム中の衝撃や切ない気持ちを思い出して楽しんだ。ゲームとは逆側から語られる視点でゲームの場面を思い出したり。ここまではまるとは。オートマタは本当名作。
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オリジナルの物語が読めることを期待していたが、どの短編もゲームのノベライズでしかなかった。
「ヨルハ――Ver. 1.05」はゲーム内でも読める真珠湾降下作戦をより小説風に仕上げたものだが、真新しいエピソードはなく、小説としての出来もよくはない。
もう一つ期待していた「エミールの追憶」も、ゲーム中のエミールのエピソードをまとめただけのものだった。
他の短編は、ゲーム中に設定としてさらっと触れていたものをエピソードに仕立てたもの。
「記憶ノ檻」と「記憶ノ棘」はニーアレプリカントもプレイ済みであれば少し「おっ」と思うシーンがあるかもしれないが、それだけだ。
人類会議の秘密について書かれた「静カスギル海」が一番出来がよかった。 -
TVゲーム「NieR:Automata」のノベライズです。
ゲームをプレイしてEエンドまで見た人向けの本です。ゲームをやらない事には分からない事が多い内容だと思います。 -
設定資料集などからの再録の短編に加え、書き下ろしの中編が収録されている。
手に入りにくかった「プロメテウスの火」が読めるのが嬉しい。
エミールの短編では、原作ゲーム内で描かれなかった裏側までエミール視点で明かされる。
再録作品も改めて読み返したが、「静カスギル海」が一番印象的で好み。