小説 FINAL FANTASY XV -The Dawn Of The Future- (GAME NOVELS)
- スクウェア・エニックス (2019年4月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757561083
感想・レビュー・書評
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本じゃなくてゲームでプレイしたかった。
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ゲーム本編プレイは必須の内容。それも全てのDLCを含めて、です。
さてFF15,日本ではあまり評判が良くなく(それでも国内100万本は売れてますからビデオゲームのミリオンセラーには経緯を評すべきと考えます)「売れてない」「売れなかった」等と2024年3月の今ですら去年2023年の某通販サイトの迂闊な読者のレビューに記されるビデオゲーム「ファイナルファンタジー15」のノベライズである。売れてないのは嘘で数年間に渡る、制作中止になってしまったDLCもあるがそれでも出色のエピソードアーデンは出す事ができ本編の世界累計売上も歴代FFの中でも多い方の1000万本を超えた再評価が待ち望まれるソフトである。
さて内容は本編や発売やリリースにこぎつけたDLCそのままではない。どこかのレビューで「皆が望む未来」が描かれてると私は安易なハッピーエンドなど望みはしない。それによって人の愚かさや当人にはどうしようもない生まれた時代、親の経済力や肉体的知的素養や人脈、それらが高くなりがちな職業、同じ国で同じ時代でさえ地域間格差が著しいこの国の場合生まれた地域などの理不尽さが「めでたしめでたし」で薄まるか本編でその描写が薄いと殆ど消えてしまうからだ。これも大筋はそうである。
著者映島巡の構成感覚は合格点である。『原案 FINAL FANTASY XV』開発チームから渡されているので当然だろうか。
問題は淡々とした圧力の弱い、情念の絡み合いの乏しく感じられる戦闘や登場人物の情感の描写力の薄さ。それらが緻密でさいを穿ち、なおかつ芳醇な香りが活字から立ち上りそうなほど激烈なものだったら同じ、ちゃんとゲーム本編でも「皆が見たかった」2人の情景はレギスの声に乗って、そしてこのシリーズを貫く壮麗な音楽にのって描かれているものに質的にはかなり接近したかもしれない。しかし描写力の淡白さで、それを「◯きている2人で見たい」という開発スタッフ、ファンのわがままで人命を弄ばれて生まれたこの小説はたしかに最後の最後は113代国王からということで多少感じ入ったが物足りないものに終わった気がしている。 -
ゲームプレイした人には、絶対読んでほしい作品。
これがゲームに実装されていれば、、、と、思うほどの内容です。 -
求めていた真の結末がここにあった。
小説も十分楽しめたが、やはりゲームで体験したかった。
ゲームでは男性キャラとの友情が描かれたが、小説ではルーナとの愛や想いが描かれる。アーデンの思惑、ノクトの精神的成長もしっかりあって納得いった。
ただやっぱりゲームとして完結して欲しかった!
補完としては素晴らしい作品。 -
あれだけガバガバな設定、ストーリーを、こうして一応納得できる結末に再構成してくれた映島さんほんとさすがだし、いちユーザーとしても感謝したい。
読みながら、本当にこれをゲームでできたらなぁ、最初からこのストーリーだったらなぁと思わずにいられない。
キャラクターや世界観は好きだっただけに。
こうしてほしかったって挙げだしたらキリがないな。
素材は良いのに調理する人がダメダメだったのがもったいなさすぎる。
映像と音楽だけじゃなく、設定や世界観を細かいとこまで突き詰めたり、シナリオで感動できるものをスクエニには作ってほしいと思う。
開発中止はやっぱり悲しいので、FFXV発売から10年後の2026年あたりにリメイクとかされないかなぁ。
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腑に落ちない部分もあるけど、ゲームをプレイした者としては面白かった。ゲームでやって欲しかったな!