海上のミスティア 目覚めの乙女と虚構の王 (一迅社文庫アイリス)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 60
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758044271

感想・レビュー・書評

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  • 話としてはまぁ、駆け足感が否めませんでしたが、個人的には面白かったかな?
    カイルとの決着がずいぶんと呆気なかったり、ワグナーの自爆が残念だったのはありますけど…。ワグナー好きだったからなぁ(´・ω・`)

    マイラとライハルトの秘密も…うーん。今更になってこんな秘密があったの…って、これは前の巻だったかも…。
    まぁ、全体的な感想ということで。

    全体通して、私はまぁ、楽しく読めました。
    話も比較的綺麗にまとめたんじゃないかな、と思います。戦争がメインの話ではないと思いますし。

    読んでてちょっと疑問だったのは、アナシス(だっけ…)がほんのりとエダに気があるっぽい描写があったんですけど、一体いつの間に? というのはありました。
    あとキースには和まされました。自覚のないまま失恋してるキースは可愛い。

    全巻通してみると、後半は失速気味だったのが少し残念ではありますが、面白く読めました。
    どうしても政治的、というか戦略的? 戦争的なところというのかなぁ。
    あとルティアナ号が沈んで、メインが陸上戦になってからは微妙かなー、とは思いましたけどね。

    ただまぁ、エダの成長という意味ではちゃんと描かれてたと思いますし。
    ライハルトはなんか自覚してからというか、両思いになってからカッコイイよりも変態度が上がった気がしますけど。
    うん、あれならローウェンの方がいいかもw 私はローウェンの方が好きですねー。

    ミスタが途中で欠けちゃったままになったのも残念です。卒業組はしょうがないにしても、ね。
    あそこまで複雑な話にしなければ、ライハルトたちの卒業の段階で終わらせても良かったんじゃないかなー、とは思いますが。

  • 前半、まだウロウロする彼らに、煮えた。
    予想どおりのカイルとの対決は、あっけなく終わり、ラストのエピローグは駆け足で、かなり物足りなかった。

    エダを取り戻した兄さまは、脈絡もなく発情してくれるので、そんなとことで押し倒していないで、終わってからにしてクレョと、読者的に突っ込んでしまった
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2904.html

  • 長かったこのシリーズも、ついに完結ですね。うーん、でも、個人的に微妙に不完全燃焼。
    というのも、この本の中盤ぐらいまでは、相手がいかに巨大な敵であるのかがとつとつと述べられているにもかかわらず、最後の決着のつき方があまりにもあっけなく終わってしまったからです。
    理屈では分かるような気もするのですが、どうにも、最終巻、しかも中盤までこれで、いったん勢いのついた相手がこれで終わるのかな?というような感じがぬぐえない。それに、主人公の戦いだけのせて、他、別れた仲間の詳細がないので、これで最終巻なのか…と少しがっかり。ここまできたのなら、あと一冊はいけたんじゃないのかなという気がします。

  • ついに終わってしまった。
    長かったような、あっという間だったような・・・。

    全てがすべて納得のいく終わりとは言えない部分もあったけど、救われる部分もあってよかった。

    次回作にも期待してます!

  • 途中で最萌えキャラがお亡くなりになってから、もはやあまり萌えもなく惰性で買っていただけだったんだが、何と言うかもう……大風呂敷の割にはあっさりとした終わりでしたね。そんな感じ。
    駆け足で終わりすぎて拍子抜け。

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著者プロフィール

オリジナル小説サイト「小部屋の小窓」で小説を掲載、『華鬼』で書籍デビュー。「海上のミスティア」シリーズ、「花宵の人形師」シリーズ、「恋するエクソシスト」シリーズ、「鍵屋甘味処改」シリーズなど著作多数。

「2020年 『山神よろず相談所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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