- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758046411
作品紹介・あらすじ
黒十字騎士団団長ヴィンセント王子の屋敷に滞在中の田舎貴族の娘フィーリア。彼女がある朝起きると、そこはふかふかのベッドの上ではなく、走る馬車の中だった!?しかも、なぜかヴィンセントと「駆け落ち」していることになっていて-。私、ヴィンセントの恋人でもないし、まだ愛の告白もされてないのに、どうしてこんなことになってるの!?愛の逃避行で2人の仲は急展開?一途すぎる王子の大迷惑な溺愛ラブコメディ第3弾!
感想・レビュー・書評
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基本、相手のいうこと聞いていない人たちのラブコメ。今回は前回ほどの破天荒さはなかった感じでした。基本、表示のようなきらきらしい雰囲気はなく、主人公貧乏性でえー、とジト目でみているような。そこが好きです。
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2.3巻一気読み。
ヴィンセントがあまりに変質者っぽいので、フィーリアが良く精神を病まないでいられるなと感心する。
とはいえお互い想い合っているので良いコンビなのでしょう。
内容的にあまり深みが無くてあっさりし過ぎな気もするので、ヴィンセントのおかしい所以外にも読みごたえがある部分が欲しい。 -
ノリツッコミの二人のコントを楽しむ雰囲気なのだが、笑いのツボに入れば楽しめるかも。
フィーリアのためなら相手の命すら危うい暴走に走るヴィンセントの暴挙を止めるために、フィーリアは必死になるという構図。
ただ、ヒーローの口の悪さは、ますますひどくなっております。
溺愛の割に、素直に好意を口にできず、すべて裏返し以上の罵詈雑言。
こういう面倒くさい男は嫌いではないのだが、私はこんなこと言われたら、しょぼんとしてしまうわ!
ヒロインの野猿的な野性味あふれる根性に感服。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4420.html -
ヴィンセントがヴィンセントらしさを遺憾なく発揮して、独断駆け落ちを敢行なシリーズ三冊目。だんだんとヴィンセントへの許容と達観を極めつつあるフィーリアは、何事にも動じない肝っ玉かぁちゃんになりそうな将来が透けて見えました(笑)
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タイトルのナンバリングで一目瞭然なのですが、シリーズ3冊目です。
2巻のラストでフィーリアとヴィンセントがなんとなく良い雰囲気になって終わっていましたが、3巻では冒頭からいきなりヴィンセントの駆け落ち宣言から始まります!
王宮内でも敵が多いヴィンセントの立場として色々あったようで、フィーリアはまたもや巻き込まれるようにして故郷のプロージャへ向かう事になります。
相変わらずフィーリアが絡むと相手に対して悪魔のような所業に出るヴィンセントと、世界平和の為に自らの体を張って止めるフィーリアとの会話や2人の関係性が楽しい1冊でした。
ラストではフィーリアはとうとう国王公認のヴィンセントの婚約者として認められます。
珍しくヴィンセントも素直な気持ちをフィーリアに告白して、2人はただの幼馴染から婚約者という新しい関係になります。
ヴィンセントの2人の兄の事を考えると、将来的に彼が国王になりそうな予感がします。
ヴィンセントの素直じゃない性格と喧嘩ップルの2人から甘い展開はあまり期待出ませんが、正式な婚約者同士になった2人のこれからを思うと4巻を読むのが楽しみです!