バーナード嬢曰く。 (5) (REXコミックス)

著者 :
  • 一迅社
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (147ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758068604

感想・レビュー・書評

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  • 「どんな大事な本だろうと既読は全部処分して、本棚を積ん読本だけで埋められたら、人生変わりそうな気がするんだ。そこには未知の可能性しかない」

    「読書って究極的に孤独な趣味であったほうが本とより深い関係を築けたかも…って」

    「明日になって今の感動が失われるとしたらなおさら、今のうちに言葉にしとくべきだろ。後で恥かくとか気にしてたら、誰かが評価したものしか評価出来ない人間になるぞ」

    「『読まないといけない本』なんてこの世界には一冊もないよ」


    図書室で本についてのあるあるやなんやを語りあう「名著礼賛ギャグ」マンガ、もうすぐ10年目の第5巻。名言のオンパレードです。
    長女がこの1巻を読んで、本棚から「星を継ぐもの」を取り出していて、密かに喜んでいます。


    今回既読は「息吹」「三体」「世界の中心で愛をさけんだけもの」「幼年期の終り」「エンダーのゲーム」「あなたの人生の物語」「ああ無情」くらい。SFばっかだな…。

    読んでみたいのは「死に山」「十月の旅人」「ムーミン谷の十一月」「百年の孤独」。
    死に山の真相気になる〜。
    積ん読のみの本棚、夢ですね。

  • グータラな読書家“バーナード嬢”こと町田さわ子と、その友人たちが図書室で本の話をする物語。巻を重ねるほどに、さわ子と神林の青春が色づいてきてそこもいい。さわ子のデジャブについての言葉が印象深い。
    「私 デジャブって好き 今この瞬間がパッと思い出の中の風景に変わっちゃうみたいじゃない?」
    ここからラストへの流れはまさに青春小説を読んでいるような読み味で素敵だった。それに今回も、さわ子を意識して焦る神林の可愛さも存分に堪能できてよかった。

    他のメンバーも相変わらずだね。長谷川が「下巻ある?」って言われて浮かべた恍惚の表情が、ゴールデンカムイの辺見和雄を思い出して笑ってしまった。遠藤君の「何月で切った?」のひねくれ方も面白い。長谷川のフォローも追撃にしかなってなかった(笑)

    あと、さりげなく名言を入れてくるところもこの作品の魅力。
    「後で恥かくとか気にしてたら 誰かが評価したものしか評価できない人間になるぞ」
    この神林の言葉は周りの目を気にしがちなぼくには刺さる一言。読書は自由なものなのに、いつの間にか自分で不自由にしちゃってたりするんだよね。

    「人間というものは進化しているのだから、おれのつぎの世代であるおまえが、おれより劣っている訳がない。」
    この『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』からの引用もグッときた。この言葉を言われたかった人生だった。いつか自分はそう言ってあげられる親になれるのだろうか。

    ぼくの好きな『春にして君を離れ』が取り上げられていて思わず声をあげてしまった!この作品は登場人物の誰に感情移入するか人によって変わってくると思うので、いろんな人に読んでみてほしい一冊。アガサ・クリスティーが描く、人の心を解くミステリー。
    こうやって好きなもので共感できたり、新しい本へ興味を持てたり、読書が楽しくなるマンガでいいよね!

  • 気になっていた本がたくさん紹介されていて「やっぱり面白いんだぁ( ゜o゜)読まなきゃ!」と思った(^^;)そして巻を重ねるにつれて、登場人物の四人が大好きになっていく(^^)♪

  • 自粛で不自由な毎日ですが、本の中ではどんな世界にでもいける。心はいつでも自由だと思い出させてくれます。

  • もはや完全に主人公は神林さんだし、内容も本好きあるある漫画というよりも百合漫画となりつつある。なんか町田さわ子は(神林さんにとって)尊い感じの人になってる。

  • カササギ殺人事件、読み返そうかな。
    手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろが気になる。
    町田さわ子と神林と仲間になりたいっていつも思うけど、ワタシにもちゃんと仲間はいる。

  • 本について語らう高校生活。
    やっぱり好きだ(๑・̑◡・̑๑)

    神林…わかりあえる…
    「本屋に行く前に本屋に寄るゼイタク」
    そして、そこで思わぬ収穫があったり!

    今回はなんだか神林と町田さんの
    本を介しての交流に
    胸キュンなエピソードが多かった。
    長谷川さんの
    「本の話ができる友達が欲しかった」
    発言もね(;_;)

    作中で『ハリポタ』『ダレン・シャン』
    どっち派論争が巻き起こってます。
    どっちも読んだ上で言うのですが
    キャラ造形も世界観も
    まったく方向性が違うと思うので
    苦手じゃなかったら
    どちらもチャレンジしてみてください。
    あと『コズミック』を
    壁に投げつけないでやって(笑)

  • 言ってしまえば「大将、いつもの」という安心感なのだが、神林と遠藤くんの距離感をあえていじってくるのが面白かった。
    シチュエーションさえ決まれば、キャラが勝手に振る舞うんだろうなあ。

  • ハリーポッターもダレンシャンも読んでなかった…。

  • カササギとか三体とかが取り上げられてるの、将来的には時代が反映されたものとして受け止められるかも。VRゴーグルとかも(こんなものをプレゼントしてくれるおじさんって何者……)。読書とは直接関係ないけどド嬢か長谷川さんがいないと距離の取り方が分からない神林と遠藤のシーンも好き。

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著者プロフィール

代表作『バーナード嬢曰く。』『鬱ごはん』『銀河の死なない子供たちへ』『オンノジ』『ヨルとネル』など多数。2014年に第18回手塚治虫文化賞・短編賞を受賞。2016年10月には『バーナード嬢曰く。』がアニメ化される。

「2019年 『ハナコ@ラバトリー 新装版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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