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- / ISBN・EAN: 9784758072946
感想・レビュー・書評
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短編を纏めているような形の作品で、表題である終電エレジーは一番最後になり、こちらもそんなに長くないです。この終電エレジーはせつなさも織り込みながら最後はすっきり明るい終わり方をしているので本のラストとしても良い順番だったと思います。
個人的には二番目に出てくる「alone again」が気に入っています。ただ、あらすじに惹かれ表題のストーリーを楽しみに元々は買ったのでどうせならこの話をもっと掘り下げてくれ手も良かったのにと感じたので星ひとつ減らしました。
絵柄も話も全体的にふわっとした雰囲気で纏めているのでほわほわ可愛い系(だけどエロ重視じゃない)…という作品が好きな方は好きだと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第2話目『空気の境界』… 根暗な遠山と、嫌われたくなくて誰にでも愛想のいい綾瀬の話。綾瀬の愛想笑いを見抜いた遠山と、綾瀬は友達になりたいと思うって声をかけるが、遠山は(綾瀬の望むものにはなれない)と思う。人間関係のすれ違いは全部ここから生まれるよなー。
可愛くて繊細な絵柄。空気感を纏っている感じ。 -
WEB掲載だったという3編がどれも好みでした。
特に『空気の境界』はすごく萌えた。
自分の想いを隠して暗い感情を向ける、優の表情や台詞が魅力的だった。「いい気味」のときがすごくいい…!
恭介の「俺殺される!?」っていう反応とそのギャグ的な扱いも好き。
普段は短編のほうが好きなんだけど、この話はちょっと勿体ない、もっとページ使って丁寧に描いたのが読んでみたかった。 -
表題作がすっっごい好き
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短編集。
表題作「終電エレジー」が特におすすめ。
終電を降りると、ホームのすみに雨が降っているというのに丸くなっている人がいた。
彼氏にふられたんだと泣くその姿が猫にみえて、家にあげた。
起きたらその猫の姿はなかったが、その猫はある日ひょっこりとアパートに現れた。
ふいに訪れては彼氏の愚痴を言っていく猫。
ひとめぼれだった俺の気持ちに、気付いているのかもしれない…。
本当にこれがデビューコミックスですか?
と読み終わって思いました。
レベル高ッ。
雰囲気が尋常じゃないんです。
いわゆるエロは控えめ(っていうかほとんどない)のに、すごく雰囲気がしっとり、なんです。
高校生ものだったり、社会人がいたりするのに、
しっかりと一冊でまとまってるし。
いや、むしろどの作品も続きが読みたいんです。
それぐらい完成度が高い!
次のコミックスいつですかーーーー!? -
初コミックスの作家さん。クオリティー高い!どれも「じゃ、お付き合いしますか!」ってとこで終わってる感じの短編集だけど、個人的にとても好みで良かった~ヽ(●´ε`●)ノ
一冊でシリアス調な話から明るいコメディ風味まで楽しめるけど、私はコメディっぽいのが面白くて好き。特に『赤と青』の描きおろし『サッカーと肩車』がメッチャ可愛い♪BLっぽさはないけども(笑) 赤坂のノリと蒼井の天然なコンビ大好き( ≧∀≦)ノ←もはやカップルという認識ではない
このレーベルらしい雰囲気のある作品集だけど、もっといろんな表情が見たいな~♪ ワイワイした群像劇とか読んでみたい! 次回作も楽しみにしてます( *´艸`)