診断に自信がつく検査値の読み方教えます! 〜異常値に惑わされない病態生理と検査特性の理解

制作 : 野口 善令 
  • 羊土社
3.43
  • (0)
  • (3)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 46
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758117432

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • QY4 に配架

  • 2015年8月新着

  • 資料室

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:492.1||N
    資料ID:51400209

  • 検査の解釈についてざっくりかいてあります。感度、特異度、尤度比等にも触れながら書いてあるので、正常値、異常値を把握する本ではなく、検査の意義、結果の解釈を含めて理解できる本です。より深く理解したければ別の書籍が必要だと思いますが、フローチャートを辞書代わりに使うこともできると思います。薬剤師も読むと視野が広がると思います。

  •  東洋医学・鍼灸臨床は身体全体を対象としています。患者さんが訴える症状だけではなく、腹診や脈診、尺膚診など、東洋医学独特の理論体系を通して身体の情報集めて調整していきます。そのため、鍼灸師の中には個々の症状を勉強する必要がないという人までいます。しかし私はそれでは不十分だと思います。それに、現代医学的な勉強もしておいた方のが、東洋医学の古典的な部分を理解するのに大いに役立つと思っているので、必要に応じて勉強をしておくと、必ず自分の技術向上につながると考えています。

     鍼灸を受けにいらっしゃる患者様の中には、健康診断の結果をお持ち下さる方も少なくありません。その健康診断の数値によって、身体の情報を探る手助けになることもあります。鍼灸院には様々な症状を訴える方が多いので、鍼灸で対応できる範囲かどうか、ある程度鑑別ができる必要がある(病名を付けるのは法律違反なので、そこまではできませんが)わけですが、そのために必要な知識は身につけておかなくてはいけないと思います。そうすることによって、患者様への信頼感も上がります。

     本書は医学を学びはじめた初期の方に最適だと思いますが(医学部の方も含めて)、簡単な病態生理学や、検査値からどう判断していくかという思考のプロセスがチャートになっているので、ある程度臨床が進んでいる方にとっても、普段から読んでおくといいかなと思います。

    『東洋医学・鍼灸を学ぼう!』内の書評はこちらから
    http://hariq-study.genpoudou.com/med/med12.html

全8件中 1 - 8件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×