心のかけら

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著者 : 広谷鏡子
  • 角川春樹事務所 (2005年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758410519

心のかけらの感想・レビュー・書評

  • 温かいぬくもりの中で幸せを感じたかっただけなのに、心に正直に生きているだけなのに、
    結果、傷ついて、しかし、明生を愛している気持ちを嘘だと思いたくなく、一生懸命に包み込もうとする。
    そんな、主人公・比沙子が哀しく、いじらしい。
    もう駄目なんだと、心の中ではわかっているのに、相手に対しても断ち切る宣言までしてしまったのに、それでも、まだ、望みを捨てきれないでいる。
    人間って、一人は嫌だし、弱い生き物なんだなぁと考えさせられた。
    最後に、明生が比沙子に対して、感謝の気持ちを持っていたことだけが救いであった。

  • 自分が傷付きたくないがために相手を傷つけていく秋生。そんな男と知らずに愛してしまい、深く傷つけられて、それでもなお愛し、秋生の幸せを願う主人公。未来はわからない。でも、生きることは喜びであると信じて。

  • 夜に読み始めたら、心がずんと暗くなって、眠れなくなってしまいました。でも、最後まで読んだら、ちゃんと心も落ち着きました。人の心って、ぐちゃぐちゃし始めたら、どこまでもぐちゃぐちゃしていってしまう。自分にもそういうときがあったなぁ、と思いながら読みました。
    [2005.06.12]

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