- Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758411998
作品紹介・あらすじ
東京都江東区豊洲は、日本全体が少子化と人口減に悩まされる中、空前の人口増と再開発に沸き立つ。人口8万人から20万人へと急成長する都市に現れてくる日本の歪みと希望。新たに設置された豊洲署生活安全課の刑事・岩倉梓のもとに持ち込まれてくる数々の事件。"児童ネグレクト""貧困老人の孤独死""震災詐欺"-。本格派が描く、新世代警察小説。
感想・レビュー・書評
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なかなか面白かった。それぞれの事件の短編集だが、普通の刑事ものにはない不思議な温かさがある。あっという間に読める作品だった。短編のそれぞれのタイトルは少し捻りすぎかな?
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3.5 じっくり読んでじんわり感じる小説。たまにはこういうのも良いもんです。
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連作短編集。人口増と再開発に沸き立つ東京江東区を舞台に、生活安全課刑事、岩倉梓の活躍を描く。児童ネグレクト・貧困老人など日々の生活にある事件を丁寧に解決していく話。登場人物の気持ちとか様子が現実でもよくありそうで(特に幼稚園の「ハーメルンの母たち」)、ストーリーを楽しむと同時に納得しながら読んだ。
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う~ん、なんだろう?福田さんの作品らしからぬ、という感じ。主人公に寄り添うことができなかったな。淡々と進むお話。
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生活安全課の刑事物って珍しい。
とても面白かった。 -
7
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5つの話が収録されている、ドラマチックな事件は特に起きないサラリと読める警察小説。しかし、個々の事件は現代社会の問題点を取り上げた考えさせられる内容で、特に第5話は助けてと言えない30代を題材としていて、同世代としては明日は我が身と怖くなった。
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先日読んだ『サイバー・コマンドー』が面白かったので、図書館で福田和代さんを借りてくる。
女性刑事が活躍。
警察は男性社会なんだろうな? と想像するけれど、そんな世界だからこそ女性が重宝されるのではないだろうか? -
(収録作品)橋向こうのかぐ/樹下のひとり法師/ハーメルンの母たち/鏡の中のラプンツェル/路傍のハムレット