- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758412018
感想・レビュー・書評
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初めて読む作家さん。
医療に関する短編集。最後の「父の足音」が好き。他の作品はちょっと物足りなかったかなあ。
巻末を読むと、現役のお医者さんで、過去にサントリーミステリー大賞を獲ったことがある方なのね。その作品を読んでみようかしら。 -
小説のつもりで読んでいたら面食らった。
限りなくノンフィクションに近いフィクションと思われる。
医療の現場で働く人達のお話。短篇集。
アット驚くような結末や、トリックなどは一切ない。
それでいて次々ページをめくってしまう魅力を持っている。
久しぶりに「つべこべ言わずに読んでみなさい」と言える本にあたった。
余計なことは書かないのでぜひ読んでほしい。
医療好きなら特にね。 -
医師、看護師、薬剤師を主人公にした短編5作。いずれの作品も医療に携わることって大変なんだとその苦労やまた患者に対する洞察力に感心した。人を助けることも当然医療の役目だか如何に死なすかも実感した。とくに最後の2話は末期癌患者の話しだったが家族にも辛いものがある。本人への癌告知は本文にもあったが死刑と執行日を言い渡すものだとなると医師の本望に欠けることとなるのだろうか?切ない話しだった。
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前半はほのぼのしていて物足りなさを感じながら読んでいた。最後の二作は切なくて。淡々と書かれてはいるのだけど。そう、淡々と。