- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758412889
感想・レビュー・書評
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「食堂のおばちゃん」シリーズ第2弾であるが、今回は先代の孝蔵と一子の話。高はまだ子供で二三も出て来ない。帝都ホテルの総料理長を後輩の涌井直行に譲って佃はじめ食堂を営む孝蔵。帝都ホテルの味に拘り傲りもあったが、ご飯に合う洋食に目覚め成功する。弟子の栄次や亮介が独立するが、孝蔵や一子の人柄がこの二人の独立を後押しする。ちょっとした事件やトラブルが起こるが、孝蔵の人情味が解決に導く。涌井が孝蔵のことを「兄さん」と呼ぶ職人の師弟関係はいいもんだなと思った。医師の佐伯直が来店している時に限って心筋梗塞患者が出る。
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「食堂のおばちゃん」の続編。
はじめ食堂の先代のお話。
令和の今読んだこともあり、そこまでプライベートに踏み込むのはちょっと…と思ってしまった。
でも昭和の時代はこんな風に関わることが当たり前だったのかなとも思う。 -
どうやらシリーズ二作目みたいだけど違和感なく読めた。最後の話だけちょっと心が疼いたわ…
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第2シリーズは一子と孝蔵の洋食屋時代の話。
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食堂のおばちゃんシリーズの2作目。
前作の姑が主役。佃の岸恵子こと一子と夫の孝蔵が営む洋食屋時代の話。
戦後の復興や出来事、流行がその時代を連想させてくれる。当時の日本人は今より教養はなかったかもしらないけど人情に溢れ、上品だったんだな〜と感じる。
右肩上がりのいい時代。
こんな洋食屋の常連になりたい。 -
安定して面白い。食べたくなる描写がさすが。
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人情食堂。ザ・昭和感。
登場人物達のキャラが立っており、楽しめた。 -
食堂のおばちゃん2人のうち、姑さんの方が若い頃のお話。とても心温まるお話で単独でも楽しめるけれど、ここのエピソードが前後の作品と繋がっていくので、シリーズで読んでいくとより深い楽しみ方ができる。
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