QUEEN スカイマーシャル 兼清涼真

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.21
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  • (2)
本棚登録 : 122
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758413848

作品紹介・あらすじ

公安警察の頂点『ZERO』、
国際テロに対抗する『外事警察』
そして、またもや麻生幾が知られざる扉を開く、
圧巻の警察サスペンス、誕生!

飛行中の機内でテロを排除する
特務警察〝スカイマーシャル〟の現実を描ききる、
ノンストップ・エンターテインメント。

高度一万メートルの〝現場〟では、どこからも、どこの部隊からも、〝援助〟はない。

日本から米国に向かういずれかの旅客機に
不審者<QUEEN>が乗り込み危険行為を行う可能性が高い、という情報を得た警視庁。
警備部特務班の兼清、上司の矢島、
2名のスカイマーシャルが14時羽田発ニューヨーク行きの<さくら212便>に搭乗することになった。
だが兼清の警戒を嘲笑うように、離陸から1時間半後、
一般客には存在や場所が知られていないクルーバンクで遺体が発見される。
いったい何者が、どうやって……?
そして、スカイマーシャル・兼清涼真の孤独な戦いが始まる……。

感想・レビュー・書評

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  • スカイマーシャルを主役にする設定は比較的新鮮だった。容疑者が多くなった理由は描写されているので納得できるが、全体的にごちゃごちゃ感が強く集中して読むのが難しかった。また「常に備える」と強調していた割には犯行に気がつくことなく犠牲者を多数だしており、結局優秀ではなかったのではないかと思ってしまった。

  • スカイマーシャルという何とも日々縁遠い内容でもあったが、ストーリーテンポがよくドキドキしながら最後まで読めました。

  • 完璧な密室という場面設定なのでアクションと謎解きは緊迫感があった。ラスト犯人の一人語りであっさり動機解明されたのは拍子抜け。背景に迫るような謎解きがあればなお良かった。

  • 聞き馴染みのない職業 特務警察 スカイマーシャル
    911から一層強化されたテロ対策、飛行機の機内でテロを排除する……高度一万メートルの現場はどこからも、どこの部隊からも、"援助"はない。まさに『密室』……
    次々とテロ首謀者が仕掛ける扇動に翻弄され、冷静な判断を失いかける……スピード感溢れるサスペンスにハラハラドキドキ(゜ロ゜)

  • 最後の展開が早くちょっとついていくのに無理がある。

  •  羽田発ニューヨーク行きの飛行機にテロと思われる人物が乗り込んで、航空機搭乗警察官の1人を殺害し拳銃を奪った。その犯人は客室乗務員の1人をホテルで殺害しIDを盗み旅客情報を事前に入手している様で、計画的犯行だった。

     テロ対策の搭乗警察官の兼清は、密室の飛行機から乗客を守り犯行を阻止すべく奮闘する。

     珍しい設定のミステリーです。旅客機をジャックするでも無く次々とと乗客を殺してゆく、現実的には狭い旅客機の中で人知れず殺人を犯す事は不可能かと、しかも何人も。

     読み物としては、軽くページ数も少ないのであっという間に読了しますが、やはりそんな作品って読み終わっても印象が薄く読後感も無いのです。。

  • 飛行機の安全を守るスカイマーシャルの話。立て続けにバタバタと色々なことが起こり、話が落ち着く暇もなく終わった。なんでもありなほど色々なことが起こってた。こういうのは映像の方がわかりやすくアクションが生きるのかもと思った。

  • 3.5
    設定(職業)と話のテンポの良さは読みやすくてよかった。
    兼清の上からの態度に咲楽が反発する心情シーンが幾度となく出てくるけど、兼清がどうして上からなのか(苦情があるという前フリはあるけど)、がさっぱり伝わってこなかった。そこを書かないなら、何度もそのシーン出さなくてもいいのにな。咲楽も反発の鉾を収めてしまうところもよくわからない。

  • もう一人いたならそこは早目に素性を明かして協力した方が良かったと思うが。

  • 航行する航空機で繰り広げられるアクション&サスペンス!機内で起こる連続殺人、仕掛けられるテロ、孤軍奮闘するスカイマーシャル兼清だがチーフパーサーと共闘。深い悩みや怒りを抱えて人たちの姿も描かれて…。素直に楽しめる作品。

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著者プロフィール

大阪府生まれ。小説デビュー作『宣戦布告』がベストセラーになり映画化。以後、『ZERO』『瀕死のライオン』『外事警察』『奪還』『特命』『銀色の霧』『QUEEN スカイマーシャル兼清涼真』など話題作を発表し続けている

「2022年 『トツ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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