雛の鮨―料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-2 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)

著者 :
  • 角川春樹事務所
2.94
  • (11)
  • (41)
  • (131)
  • (57)
  • (11)
本棚登録 : 646
感想 : 96
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758432993

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋にある料理屋「塩梅屋」の使用人・季蔵が、刀を持つ手を包丁に替えてから五年が過ぎた。料理人としての腕も上がってきたそんなある日、主人の長次郎が大川端に浮かんだ。奉行所は自殺ですまそうとするが、それに納得しない季蔵と長次郎の娘・おき玖は、下手人を上げる決意をするが…。(「雛の鮨」)。主人の秘密が明らかにされる表題作他、江戸の四季を舞台に季蔵がさまざまな事件に立ち向かう全四篇。粋でいなせな捕物帖シリーズ、遂に登場。

    平成30年10月20日~23日

  • 面白そうなシリーズだな、と最初の刊を読んでみました。少し私が思っていたのとは違ったかな…。感情を現す文章が何だかぎこちなく挿入されてる気がして、時々本を置いてしまいました。季蔵も男前設定なんだけど、表紙の男性がどうしても男前に見えなくて、それも合わなかった1つかもしれません。事件はかなり悪質で低俗な内容だけど、「元」侍の季蔵が解決するにしてはスピード感がありすぎて驚きました…笑 役人を騙る季蔵は罪にならないのだろうか。続編は微妙です。

  • 20180307読破
    料理人季蔵捕物控 1
    ☆2.8 四捨五入して☆3評価
    読み始め、台詞が現代的で軽く驚いた

    ・雛の鮨
    ・七夕麝香
    ・長次郎柿
    ・風流雪見酒

  • まあまあかな。
    事件の終わらせ方がさくっとし過ぎな気もするけど。

  • 展開が雑すぎる。20巻くらい出てたから面白いはずだと思ったのに、ショックだなぁ。

  • 初めての著者。江戸時代の捕物と料理、これ以上の組み合わせはないね。次も読みたくなる。

  • 連作短編4編
    武士を捨て料理人として生きる季蔵.のっけから主人長次郎が殺されて、あれよあれよという間に主人の裏稼業まで継ぐ事態になってくる.が,少しご都合主義的で,人物がみんな人形か出来の悪い俳優のようで,全体にぎくしゃくした感じが残った.

  •  結構おもしろいな、て思ったのに、意外と評価が低い…。
     他のかたのレビューにもあったけれど、確かに、痛快さにはちょっと欠けるかも。
     でも、料理人が主人公だし、この程度でいいのかな、と思うんだけれど。

     料理については、正直、私は食べものにまったく拘りがないし、どうでもいい人なので、描写のうまい下手はよく分かりません。

  • イケメンがやたら登場する小説。眼福眼福。ヒーローがふつうに男前っていいよね。安心して読めるわ。
    これは・・・「時代小説」に分類されていいのかしら。笑
    最後まで
    「烏谷を信用して、ええの!?」
    と、そういう方向でのどんでん返しにソワソワしたけど、信用してよかったみたい。たぶん。

    池波正太郎氏でもそうやけど、いい人はイケメン、悪い殿様は性根まで腐ってる、って、わかりやすい設定が好きだ・・・。
    あとそこに料理ネタを放り込んできてくれたらいうことなし・・・。

    この「長次郎柿」って、干し柿とはまた違うよねえ・・・。
    美濃柿か・・・。たぶん、わからん・・・(笑)。
    ここらでは四角くて立派な富有柿を高値で見るけど・・・、んん? あれっ、美濃柿って、富有柿の一種?

    でも、作中で語られた「美濃柿」は、やや長細い楕円で先が尖ってるみたいな印象やったけど、違うのかな??


    あとはまあ、お雛様のお鮨がおいしそう・・・。
    一話から四話までで季節がひとめぐりしてたねえ。


    瑠璃ちゃんのこととか、すごいオチになってるし、この先季蔵は離れで裏稼業を営むのかなとか・・・。
    (まあ、営むやろうな)

    とりあえず早急に続きを読もう。
    しかしこれはドラマ化されてないのねえ、意外。


    ■■■■


    ■猪牙舟 ちょきぶね

    猪の牙のように、舳先が細長く尖った屋根なしの小さい舟。江戸市中の河川で使われたが、浅草山谷にあった吉原遊郭に通う遊客がよく使ったため山谷舟とも呼ばれた。

    (2016.10.08)

  • 期待が大きすぎた。

    暇なときに手元にあれば読みたい。

全96件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学大学院修了。「料理人季蔵捕物控」「口中医桂助事件帖」「鶴亀屋繁盛記」「余々姫夢見帖」「お医者同心中原龍之介」「鬼の大江戸ふしぎ帖」「はぐれ名医」シリーズなどの時代小説を精力的に執筆するとともに、現代ミステリー「青子の宝石事件簿」シリーズ、『わらしべ悪党』も刊行。

「2023年 『花人始末 椿の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

和田はつ子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×