策謀  (警視庁追跡捜査係)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 954
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435208

感想・レビュー・書評

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  • 同じ地域で起きた放火と殺人
    二つの事件が交錯したさきに意外な展開

  • 2時間ドラマ的。
    男の友情、恋愛ありな
    この人のいつもの感じ。
    でも、まあ長いわりにすぐ読めたしいいかなと。

  • 沖田刑事と西川刑事の話、第二弾。これもよかった。ほんと映像にして欲しい。

  • 警視庁追跡捜査課の第二弾。
    5年前の殺人事件の容疑者が海外の逃亡から、急に帰国したことから事件が動き出します。

    実は、第一弾も読んでますが、思い出せないため、今から本棚を漁ります。


    途中である程度の予想はできるものの、最後の方はスピード感もあって面白かったです。

  • 本作は以前紹介した記事の続編にもあたる作品です。
    主人公は、刑事である沖田・西川です。彼らの仕事は
    過去にあった事件で、未解決の事件を解決する事にあ
    ります。

    今回の事件は、海外に長期間逃亡していた指名手配犯
    船田が何故か日本に帰国する事になり、西川が成田
    空港に逮捕しにいく所から始まります。

    空港で指名手配犯である船田は特に変装もなく、以前
    と同じ様相で見つかります。逃亡されそうになりまし
    たが沖田の活躍もあり、逮捕する事に成功するのです
    が。。。。

    船田に事情聴取を行っていく過程で、過去の捜査した
    時に、警察側が深くたちいれてなかった部分が見つか
    り、船田に事件を認めさせる事が西川も出来ず、困り
    果ててしまいます。

    そんなときに別の事件を追っていた沖田と西川の事件
    が、実は関係性ある事件である事が分り始めます。
    そこには犯人のある思いが隠れている事に気付き、西
    川は戸惑います。果たして、真相は!?

    大切な人を想う気持ちは、誰にでもあると思います。
    沖田・西川にもそれぞれ大切な人がおり、刑事である
    のに、その人間臭い部分を見せてくれる作品でもあり
    ます。

    興味がある方は、ご覧ください。

  • 五年前の事件を、洗い直す刑事達。地道な情報収集が新しい道を見つける、容疑者の心をこじ開ける。隠された事実が明らかになる時が、晴れ間ばかりではないと知った。

  • 警視庁追跡捜査係の第二弾です。まぁ未解決の事件を別の確度から再検証して解決に導くというよくあるパターンの話ではありますが、やはり堂場作品だけあってキャラがたっています。
    性格の異なる二人のメインキャラに加えて何人か新キャラが加わって面白く読ませていただきました。
    『交錯―警視庁追跡捜査係』から順に読む事をお奨めします。

  • 追跡捜査係シリーズ第2弾。

    そこそこ面白かったです。
    西川と沖田のキャラがだんだん似通ってきました。

    今回、殺人の動機はまだしも、帰国の動機にはちょっと?
    まあ、そういう絆もアリと言われればそれまでなんだけどね。

    次作あたりで沖田の恋も決着するのかナ?

  • 5年前の未解決事件が、容疑者の帰国から動き出すのですが、この本は、タイプの違った二人の刑事が交互に捜査しているところが描かれていて、その考え方の違いをたどるのが面白い。
    事件も、近くで起こった二つの事件を並行して追いかけるといった展開で、自分なりに推理しながら読める所は、さすがだなあと思わされました。
    警察小説が好きな方にはお薦めの本です!

  • 警視庁捜査一課追跡捜査係の刑事たちの活躍を描くシリーズ第2作。5年前の殺人事件の犯人として国際指名手配されていた男が韓国から帰国。西川らによって逮捕されたが、男は黙秘を続ける。一方、5年前に発生したビル放火事件の洗い直しを進める沖田。やがて二つの事件は再び動き始める。現実に捜査一課の中に「コールドケース」を扱う部署ができたそうで、本書の中でもその存在が語られます。となると追跡捜査係の存在意義はどうなるのか、などと余計な心配は止めましょう。物語に意外性はあまりありませんでした。堂場氏は作家生活10周年だそうで、3カ月連続で文庫の新刊が3社から出るそうです。来月は「失踪課」、その次は「アナザーフェイス」の続編かな。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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