銀河鉄道の夜 (280円文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 923
感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435482

感想・レビュー・書評

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  • 読みにくくて、いらいらして途中で辞めた。

  • ずうっと星空を抱えて読んでいる。そこに広がる滑稽で物哀しい風景が愛おしいものに見えてきたり、何かを諦めてしまったり。

  • 学生の時に読んだ記憶は少しありますが、断片的にしか覚えていませんでした。
    今読んでみると、よくわからない話もありますが、とても良いですね。
    銀河鉄道の夜は、いろいろ考えさせられる話です。
    セロ弾きのゴーシュは、なんだか、とっても、とっても良いです。
    ビジテリアン大祭は、ビジテリアンと反対派の論破合戦が、とても良い。
    平易な言葉で、論戦が繰り広げられます。
    宮沢賢治の他の作品も、読んでみたくなりました。

  • このお話はジョバンニという少年のお話です。ジョバンニは「銀河鉄道」という電車に友人のカムパネルラといっしょに乗って夜空を旅します。

    感想:銀河鉄道に乗ってみたいと思いました。ジョバンニみたいに、夜を旅して星を見たいからです。最後におどろく場面もありました。

  • 車窓からの眺めが物語の進展とともに移ろいでいき、その描写が美しい。透き通った空気の中に、色とりどりの宝石が散りばめられたよう。無機的な美しさを感じさせられる。
    一方で主人公の感情の移ろいは有機的で人間的。しかし、嫌味のある感情ではなく、誰もがいつかどこかで味わったことがあるもの。自分の子供時代を思い起こさせてくれるような、懐かしいようでいて、色褪せない物語。

  • 貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく哀しい夜空の旅をする表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」など、全14編を収録。賢治童話の豊饒な醍醐味をあますところなく披露する。

    この古典的名作は読んだことがなかったので読んでみた。一読後の印象は「色彩表現に富んだ、詩的な、夢の話」だった。それが当たっているかどうかわからないけれど、いろんな解釈ができそうな作品であり、それは文学的な懐の深さなんだろうなと思う。ただ「未完」とは知らなかった…。

  • 何回かチャレンジするも読みきれず

  • うーん、難しかった。もう少し大人になったらまた読み返したい。

  • 言わずと知れた宮沢賢治さんの代表作だが、魅力がどこにあるのか本を読んでも自分にはあまりよく分からなかったというのが正直な感想。銀河鉄道の走っている様や景色などは想像してみると綺麗だなと思う。それがこの作品の魅力なのかなと思う。その点を反省して今度からは、古い名作を読むときには事前にあらすじを調べて(ネタバレをしてもかまわないという覚悟で)読むべきだなと思った。感想はこんなところです。

  • ジョバンニとカンパネルラの見た幻想的な景色。全体的に雰囲気のいい作品。なんともいえない物悲しさのようなものが漂っている。これが宮沢賢治かぁといった感じ。未完成の作品を後の人が再構成したらしいので宮沢賢治の話として受け取れるものは定かでない。とはいえ、描きたかった雰囲気は感じられた。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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