- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758435628
感想・レビュー・書評
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兄弟十手江戸つづりシリーズの1作目
2011.06発行。字の大きさは…小。
隠密娘、かどわかし、娘同心、七化けの弁五郎の4話。
兄・立原精一郎20才は、剣の才能と亡き母に似た秀麗さを持ちながら、今一つ頼りない。妹・美琴16才は、日頃から髪は若衆髷に結い、袴を穿いている。そして、お転婆で、こうと決めたら梃子でも動かない頑固者であるが、剣術が好きで、捕物の勘がいい。
精一郎は、美琴の活躍で見習い番方若同心から大抜擢されて、奉行直属の隠密廻り方同心に出世をする。
【読後】
芦川淳一さんの本は読むのを始めてですが、表紙の絵が面白くて、妹が木刀を持って…、これは面白そうだと思って読むこととしました。
美琴は、精一郎にぽんぽんと言いますが、両親が亡くなり2人だけの仲の良い兄弟です。
精一郎は、頼りないようでいて最後は、美琴を守ります。読んでいると、心がほんわかしてきます。
2020.08.31読了
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【令和2年(2020年)8月に読んだ本】
8月に読んだ本は、時代小説25冊、料理本2冊、雑誌2冊(小説すばる)、絵本3冊です。
「真田太平記」の大活字本で音読をしています。血沸き肉躍るという表現がぴったりの本です。
「生協の白石さん」は、学生の息吹が聞こえる問答に、白石さんがユーモラスに変化球で答えています。
佐伯泰英さんの本が、久々にベスト本に2冊入りました。
今月のベスト本は、下記の7冊です。
「秘密 ― 真田太平記㈡」 読了日: 2020年8月7日
「上田攻め ― 真田太平記㈢」 読了日: 2020年8月30日
「生協の白石さん」 読了日: 2020年8月29日
「新酒番船」 読了日:2020年8月16日
「鼠異聞(上) ー 新・酔いどれ小籐次」 読了日: 2020年8月20日
「2ひきのかえる」 読了日: 2020年8月5日
「ライラック通りのぼうし屋」 読了日: 2020年8月8日
※令和2年(2020年)1月から、その月の最後に読んだ本に、その月のベスト本をのせています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
軽く読めて兄妹愛がイイね
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第一弾
父親を殺された同心の兄妹の話
特に無鉄砲な妹が活躍
背後に父を殺したと思われる七化けの弁五郎の影が
基本的には短編五話形式 -
続編の縁談つぶしから先に読んだので、いろいろ納得出来た。
兄妹は、父の敵を打てるのかな?
二人は、それぞれ結婚できるのかな。