- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758437561
感想・レビュー・書評
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走水剛は、一般入試で修学院大学に無事入学する。
そしてあぶさん監督のもと、箱根駅伝を目指すことになる。
ライバルの同級生や上級生たちと毎日切磋琢磨しながら月間1000?を走りこむ
?啄同時
最良のタイミングを見逃さないという姿勢
親父はいつもからをたたかなければならないタイミングもへちまもない
それがオヤジの役目だ。
物事にはタイミングがある、それを見逃したり、乗り遅れたりしないように親父は
説教をする。
ウサギとカメの話
物の見方の違い
?こつこつ進む亀が最後にはかつ
?ウサギが愚かだという教訓
強いエースはいらない、強いから威張る、強いから練習をさぼる
エースは性格が大事謙虚で性格のいいエースを選ぶ→チーム全体の底上げ
→箱根で勝てるチーム作り
シードを持つ修学院代は、箱根駅伝に出場するが、5区でブレーキとなり、
脱水症状を併発し、棄権となってしまう。
復路はオープン参加となる。
試合中に反省する暇はない。振り返るのはすべてが終わってからだ。 俺たちは
レースの真っただ中にいる。
復路の勝負はこれからだ。いいかみんな落ち込まないでくれ、めげないでくれ
箱根駅伝は続いているんだ、復路はオープン参加となってしまったが、だからどうした
それでやる気をなくしてしまうような練習をしてきたのか。
こういう時に男の真価が問われるんだ。、いいかみんな、俺も心ははちきれそうなくらい
につらい、泣きたい・・・
あぶさん監督は袋のメンバー、いや全部員を鼓舞する。
8区を走る走水、ハートで選んだ選手がハートを折る走りをしたためにあぶさんは
皆の前で叱責する。タスキが途切れたことに怒っているのではない、ふがいない、気持ちが入っていない走りに対して怒りをぶつけた・・
五区を危険になった三十万先輩とのやり取り、自分の思いをぶつけ、先輩の思いを
掻き出し、さらに気持ちを高める駅伝部員
2年目のシーズンが終わりを迎える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
走水剛は修学院大学に入り箱根駅伝を目指します。
タケルのストイックさは若いのにすごいな...本物さんたちもこんななのでしょうか。
「オレ」と一人称で語られるタケルの心の内はよく伝わってきますが
駅伝は10人での戦いなだけに他の9人の心情も、もう少し知ることができたら
もっとよかったな...と思うところもあります。
参考文献には杉浦日向子さんの「一日江戸人」があったことを最後に知って
あら。まぁ。。どこで?? どの場面で何を参考にされたのでしょう...
読み逃してしまったのか思い当たりそうなところを思い出せません...残念~。 -
長距離走をやっている主人公。大学に入って箱根駅伝をめざす。2年目にして選手に抜擢されたけど、1人称文章が語ってくれるナニワブシに朝の通勤電車の中だというのに涙ぽろぽろ。テレビの泣かせたい風実況&解説より来ちゃいました。さらにいうと彼が任された区間がうちの地元。馴染みの実在地名の目白押し。
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自分が走った気になります。
主人公と一緒に♪
展開にドキドキして、
読んだあとには、爽やかさが残ります。
早く続きが読みたいです!! -
今回は大学(箱根)駅伝。
まだ大学生活前半だからか、あまり感動する場面なし。Ⅲが出てから続けて読んだ方が良いかも。 -
駅伝同様に凄いスピード感のある小説。主人公のタケルのキャラがいい。しかしタケル以上に、父親の存在が堪らなくいい。自分が説教されているような気分になる。ランナーなら絶対に心に響く言葉があると思う。
一巻よりも面白く感じたのは自分が高校よりも大学駅伝のほうが好きだからだろうか。続きに期待する。タケルにはオリンピックまで言ってほしい。
読みながら、大学名といいレベルといい「国学院大っぽいなぁ。」と思っていたら筆者が取材したのが国学院だった。前田監督も筆者も駒沢出身だから縁があったのかな。