雪とけ柳: 着物始末暦4 (ハルキ文庫 な 10-4 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758438742

感想・レビュー・書評

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  • 怖いもの見たさで読んでしまうけど、怖い。
    井筒屋に近づくな。
    余一とお糸は、この巻では一本取ったけれど、ここからのやり口が恐ろしい。
    まっとうな始末屋、そして一膳飯屋、土手の古着屋、みな平穏に過ごしてほしい。
    次も楽しみ。

  • 着物始末暦四巻。
    敵対する井筒屋の進出に一気にきな臭くなった。
    その井筒屋にお玉ばかりでなく、余一も関連しているのか?
    不穏な空気とともに今後の展開がどうなるか楽しみ。
    同時に江戸時代の着物の柄も風情があって楽しませてもらっている。

  • これまで名前しか出てこなかった、京の老舗呉服問屋《井筒屋》がついに登場する。

    イメージ通りの金に飽かせたアクドイ商売をやっていて、これからどんな大物『悪役』に育っていくのか楽しみ。
    余一、お糸、お玉と《井筒屋》との因縁も気になるし、それをきっかけにシリーズレギュラー陣のこれからがどうなるのか、何かしらの嫌がらせを受けたりするのか、少々心配もあるが期待もある。

    相変わらず余一はクールなようで一度火が付くと止まらないところも感じる。
    おみつが切なくてかわいそうなので、ここはきっぱりと突き放してほしい気もする。

  • 2021.10.06

  • 綾太郎の店の近所に京都から新しい店が進出予定。
    その前後に事件が続出。お糸や余一がまたしても巻き込まれる。。。

  • 井筒屋が色々と仕掛けてくるけど、余一は大丈夫?

  • ダメだって言われてんのに、そっちへ行くのよねー。
    お糸の向こう気の強さは、時々鼻につく。
    せっかくここまで想っているのだから、余一とは結ばれてほしいけど。

    京都の井筒屋との因縁は、どういうつながりなのだろうか。
    そういうふうに、読者を惹きこんでいくんだってことは解ってるのに、続きが気になる~!w

  • 綾太郎の母が今まではあまりいい印象がなかったんだけど、今回読んでちょっと好きになった。

    井筒屋とのごちゃごちゃ、これからどうなるんだろう。

    2018.1.16 読了

  • 2017.07.21読了

    着物始末暦シリーズ4冊目
    お糸ちゃんの頼みなら結局きいてしまう余一くん。
    大店の若旦那の綾太郎くんもいい男だね。

  • お玉が嫁ぎました。
    いろいろありますね。
    邪魔してくる人もいて、どうなってしまうのでしょう。

著者プロフィール

早稲田大学教育学部(講談社文庫初期の傑作『古典落語』を編んだ興津要のゼミ)卒業。横浜在住。2007年、第2回小説NON短編時代小説賞で「寝姿指南」が最終候補になり、08年、「素見」で小説宝石新人賞を受賞。若き町医者を描いた初長編『刀圭』と、受賞作を含む短編集『ひやかし』が好評を集める。祥伝社文庫既刊に『江戸の茶碗』『酒が仇と思えども』。著書に「着物始末暦」「大江戸少女カゲキ団」シリーズ、『うき世櫛』『御徒の女』『神奈川宿 雷屋』などがある。

「2022年 『吉原と外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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