福も来た: パンとス-プとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-6)
- 角川春樹事務所 (2016年7月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758440202
感想・レビュー・書評
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シリーズの2巻。
1巻が良かったのですぐに読み終えました。
自分と同じ年頃の主人公の気持ちに同じ思いを寄せれるので分かる分かると思いながらあっという間に読み終えてしまいます。
主人公の思う日々の思いは同じ年頃の読者は特に共感出来るのではないかと思います。
自身の身体や心だけではなく周りの人に環境も変わっていく日々に寂しさを感じたり、日常に感謝したり。
主人公が訪れるお寺の奥さんとの会話は清々しい気持にさせてくれます。
ちょっと迷ったり疲れている時におすすめ出来る本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回はスープとネコ成分が強かったかな?
アキコさんも最後は笑顔でよかった。
「日常」って大事ですね。 -
お兄さんの奥さんに2度も会えて良かった。頭の中のモヤモヤが風で流されてとか表現がいい。向かいのママさんの家にお邪魔してたんだね、人を見る目があるママさんに呼ばれるなんか成長だよ。あのイタリアレストランもいい感じ、島ちゃん連れて行くとかよっぽどだね、島ちゃんも片腕のかけがえのないパートナーになっている。田中さんのお節介はキツいけど奥さんとの出会いに進展に結果出会いだね。先生も2回来てくれたけど自信がない時期で助かったのでは。島ちゃんと同じ匂いがするとか面白いしまた出て欲しいって野球チームに島ちゃん入ろうよ。
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読んでいてほわっとした気持ちになる。
アキコの日々の心情が見せかけのキレイな部分だけではなく、生活感があるのがいい。
今回はママの生い立ちや考え方が垣間みれて、よかった。
人間いろいろあるけど、心穏やかに過ごしたい。
次作か楽しみ。 -
あきこさんと、しまちゃんのスープ屋さん。日常のある意味なんでもない出来事。ねこちゃんとの触れ合いや、ママさんとの関わり。ゆったりした気持ちで読めるシリーズ。
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アキコさんはペットロスからなかなか立ち直れないようです。
アキコさんだけでなく、喫茶店のママや料理の先生など年齢による先行きの不安をみんな抱えている。全編通して停滞モードだったけど、最後に希望の光が見られてよかった。カボチャのスープも美味しそう。 -
ぶ厚い、真剣な深刻な本じゃなくて、薄めの本を気楽に読みたい、でもおもしろくないのは論外……っていう気分の時に、群さんの本はなんてうってつけなんだろうと、いつも思います。
読みやすいけどおもしろい。
できそうでできないことなのではないでしょうか。
第二弾でも、アキコはまだたろちゃんを思い出して泣いています。
でも、これは大切な誰かを亡くした人なら当たり前だと思う。
日常のふとした瞬間に、「ああ、もういないんだ」と思い出して泣ける。
群さんもネコがお好きなようだから、きっとそういう経験あるんだろうな。 -
ママさんの近所のイタリアン行きたい!
新しい出会いもあり、続きも楽しみです! -
面白かったです。シリーズ2作目も良い空気でした。
喫茶店のママが気弱になっていたのでどうしたのかな…と思いつつ、それでも強引に聞いたり気を揉み過ぎないアキコさんが好きです。しまちゃんも良いなぁ。
迷ったり悩んだりするから、前に進める。でも、気持ちの根っこは変えないように…わたしも心に留めておきます。
たろちゃんの悲しみはありましたが、アキコさんの元には2匹の新しいネコチャンがやってきました。続きも楽しみです。