あなたとオムライス 食堂のおばちゃん(8) (ハルキ文庫 や 11-10)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758443531

感想・レビュー・書評

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  • 今回も作ってみたい、なおかつ食べてみたい料理であふれかえっています。そんな幸せな感情とは別に、コロナウイルスの話題も掲載されていました。オモシロイ、だけでは終わることができない本に仕上がっています。特にコロナが流行してから2年経った今、当時のことを振り返ると…。なんとも言えなくなりますね。主人公の方たちは、どう乗り越えていくのか、主人公の苦難と自分の苦難をついつい重ねて読んでしまいます。

  • 食堂のおばちゃんシリーズ第8弾。
    相変わらずはじめ食堂の3人は心優しく、出される料理はどれも美味しそう。
    この作品を読む時は『こんな食堂が近所にあったらいいのになー』と考えながらフィクションを楽しんでいるので、東京オリンピック開催延期、新型ウイルスの流行など時事ネタがストーリーに織り込まれると瞬間ドキッとしてしまう。2020年はそんな年でしたね…。

    常連客の皆さんにもそれぞれに変化があり、突然の出来事に驚きを隠せず思わず声が出てしまう箇所も。

  • 美味しそう。

  • 2020年バージョン。コロナ、どんな風に描かれるのか気になっていたのですがすっきり。
    常連さんたちに動きあり。
    いいことも悪いこともちゃんとあるのが、
    この食堂のいいところ。

  • コロナ禍のはじめ食堂。
    でも、その苦労は、サラッとしか表現されておらず、まあ、持ち直してよかったな。と思うと共に、この後のことを考えると、大変だ。。と思ってしまう。

    その他に、婚活と死についての題材。
    婚活の部分、自分に言われているようで辛くなってしまった台詞もあったけど。。
    感情移入しすぎだな。

    死については、びっくりだったが、幸せな食の思い出と共に最期の食事を迎えられて、よかった。。と、思った。
    さあ、自分は最期に何を食べたいだろうか?
    いや、誰と食べたいだろうか?

  • オトナの恋がじわじわと発展していきそうな雰囲気。食堂を訪れるすべてのキャラクターを応援したくなる。オムライス、家庭それぞれの味、作り方があって郷愁を誘うものがあるらしいけど…冷凍食品でもコンビニでも売っているこの頃、作ってないなぁと反省。

  • こう言う本があると在宅も苦にならない。

  • 2021 5/18

  • 安定の面白さ。おばちゃん食堂もコロナの時代に。

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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