言語は本能か - 現代言語学の通説を検証する -

  • 開拓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758922913

作品紹介・あらすじ

本書はエヴァンズ博士によるThe Language Mythの全訳である。ここでいう Myth(神話)とは根拠のない仮説が広まり通説となったもの、とりわけ言語生得説や言語普遍説などを指す。筆者は、言語は独立した本能として存在するのではなく、実際の運用を通して文化的に学習・継承されるものであること、すべての言語を超越した抽象的な普遍文法なるものは存在しないことを、具体的な言語事実と最新の諸科学の知見をもって多角的に論証していく。

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  • 【書誌情報】
    原題:The Language Myth: Why Language Is Not an Instinct (Cambridge University Press, 2014)
    著者:Vyvyan Evans
    訳者:辻幸夫 黒滝真理子 菅井三実 村尾治彦 野村益寛 八木橋宏勇
    ISBNコード:978-4-7589-2291-3
    発売日:2021年3月22日
    定価:3,960円(税込)
    版型:A5・336頁

     本書はエヴァンズ博士によるThe Language Mythの全訳である。ここでいうMyth(神話)とは根拠のない仮説が広まり通説となったもの、とりわけ言語生得説や言語普遍説などを指す。筆者は、言語は独立した本能として存在するのではなく、実際の運用を通して文化的に学習・継承されるものであること、全ての言語を超越した抽象的な普遍文法なるものは存在しないことを、具体的な言語事実と最新の諸科学の知見をもって多角的に論証していく。
    http://www.kaitakusha.co.jp/book/book.php?c=2291

    【簡易目次】
    第1章 言語と心の再考
    第2章 人間の言語は動物のコミュニケーション体系と関連がないのか
    第3章 言語の普遍性は存在するか
    第4章 言語は生得的か
    第5章 言語は独立した心的モジュールか
    第6章 普遍的なメンタリーズは存在するか
    第7章 思考は言語から独立しているか
    第8章 言語と取り戻された心

    索引

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著者プロフィール

ジョージタウン大学修了(Ph.D.)。サセックス大学、ブライトン大学、バンガー大学などで教鞭をとる。言語学・コミュニケーション論の専門家として、様々なメディアで情報を発信している。2015 年に来日し、日本認知言語学会の年次大会特別講演(Language, Diversity and Cooperative Intelligence)およびセミナー(Meaning in Mind: Concepts, Embodiment and the Mechanics of Meaning)の講師を務めた。論文・著書は極めて多く、最新刊にはEvans, V. 2019 (Second Edition) Cognitive Linguistics: A Complete Guide, Edinburgh University Pressがある。

「2021年 『言語は本能か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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