- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759315387
感想・レビュー・書評
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日本経済新聞、通称日経新聞の木曜日の夕刊に連載されているエッセイ「人生後半、はじめまして」で愛読者になり、現在に至っている。
本書、「ひとり上手」は、生涯独身者?としての彼女の生活を紹介している。
当然女性目線で書かれている。
しかし、三年間も単身赴任をしていた身としては、納得出来きることも多い。
星四つにしようと思った。
でも、いわゆる標準家庭より、単身世帯の方が多い事をことさら強調されてもなぁ。
で、星3つ。
彼女と同じ境遇の人なら星5つ、
の価値はあると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ひとりでいる不安を分析し対策を講じると不安を軽減できる
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「ひとり」でも楽しく朗らかに生きていくには、ちょっとした工夫が必要。その例を具体的に挙げてくれている本です。
読み終わって感じたのは、自分自身のことに対しても、周りの人たちや物事に対しても、思い込みや決めつけで見たり考えたりすることが、自分の世界を狭くするんだな、ということです。
無理するのではなく、緩やかに愉しみを探していきたいと思いました。 -
「週末介護」に続いて2冊目。普段は日経新聞で、毎週掲載のエッセイ「人生後半はじめまして」を楽しんでいる。
なるほど「あるある」的に、同調する話も多かったが、エピソードがあっさりし過ぎ? エッセイだから仕方ないのか、もう少し掘り下げて欲しかったかも。 -
安定の筆致。
「ひとり」を上手に過ごすために、旅行のしかたやごはんの食べ方、趣味、人づきあいなどについて書いたエッセイ。わりと実用本寄りである。彼女ほど用心深くて周到で、地道な努力をストイックにしている人は、書いているほどに窮地におちいらなさそう。私は今はひとりではないけれど、誰もがいずれひとりになる。
ある時期までずっと「私はひとり」だと思っていたことを思い出した。
p171
生き物は根源的に寂しいのである。ひとりで生まれて、ひとりで死んでいくものだから。来たところも、行く先もわからないわけだから。家族といても根源的寂しさはなくならないし、なくせるものと思い込んでしまっていると、「この人といれば寂しくなくなる」人を求めて迷走してしまうだろう。
p174
困った時に救いの手を差し伸べてくれる人がいた、という記憶だけでも、支えになる。「世の中捨てたものじゃない」的な。楽観かもしれないが、人って「誰かの役に立ちたい」というところを、意外と持っているものなのだと思える、。世界に対する信頼感というか。ひとりだけれど、ひとりでないのだ。
さらにさらに言えば、助けられた記憶は、感謝とともに自尊の感情を育ててくれる。気にかけてもらえた、気にかけてもらえる存在で、私はあるのだ、という感情だ。
~
「私はどれほど価値のある人間かはわからなくても、省みてもらえた」という記憶は、生きていくよすがとなりそうだ。
p181
人の楽しみを応援できたことが楽しい。
装丁 川上成夫 -
914
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2018 4/14
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共感し、教えられる事が多々あるわ❣️
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一回り後輩のw岸本葉子さんの気さくなエッセイ「ひとり上手」、2017.4発行です。女性のひとり暮らしをどう充実させるかという感じで書かれてますが、万人に向けての共通の語りだと思います。①雑談力と挨拶力でゆるいつながり、適切な距離感を ②人は誰かに「話したい」という気持ちがある ③利害関係のない友人は貴重 ④いつかやりたいことを今やる ⑤何歳になっても初めて知る喜びがある ⑥楽しいことを増やそう。 私の場合、2~3年前から地域のシニア講座や運動講座に参加し、(かなり勇気がいりましたがw)こんなに楽しいのかと
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根本おそらく同じ感覚を持っているような気がするので、読む内容はうんうん、と共感することばかり。
でも中にはひとりでは行動しづらいと感じてる人も多くいて、この本はそんな人の背中を押してあげられるのだろうなぁと。
自分の心持ち次第で、一人でもいろいろ楽しめたらいいよね。