- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761262532
感想・レビュー・書評
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トリガーワード「スピード、がんばるタイム、残業⇔罰金、
デッドラインで数値化、シンプルな組織→けんかなし、競争、
共生、我慢、組織⇔軍隊」
トリンプインターナショナルジャパンの元社長で18年増収増益を
記録した吉越浩一郎さんの「経営者の視点」で書かれた本。
とはいえ、経営者だけでなく管理職の方にもオススメです。
①『組織のあり方』
(1)軍隊は世界で最も効率的な組織
「トップから最前線まで意識の統一が一直線で、迅速な
行動のためにあらゆる無駄が省かれている」
(2)指揮官は現場に近い方がいい
ビジネスでは、わずかな時間のロスが命取りとなるので、
指揮官が現場でスピーディーな決断を下すことが大切。
(3)緊急的な決断は事後報告でOK!!
②『「いつでもできる」は最も危険な考え方』
時間が経つと簡単な問題が複雑化するので、デッドライン
を厳しく設定。
③『問題の90%は事前に手を打てる!』
打てる手はすべて事前に打つ。これが利益を生む最大のコツ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事は、案件ごとではなくデットラインごとにファイルする。
仕事は、どんな小さなこともデットラインラインを設定する。 -
仕事を行う上でどのような姿勢で望むべきか。如何にぶれないで(自信を持って)仕事をこなすことができるか。そんなことを考えながら読んだ。結果はとてもよかった。三月に購入して何でもっと早く読まなかったのかと不思議なぐらいだ(単に買ったのを忘れただけだ)。それだけ教えられることが多い内容である。
仕事の正否はスピードで決まる。デッドラインを決めて日単位で仕事を回していく。そこにはスピードが求められる。経営スピードが支えるものは決断力、行動力、論理的思考である。それらを複合的、効率的に育成するのがここで強調されている早朝会議である。A4用紙に簡単にまとめられた提案書から丁々発止やり取りされる内容は2分とかからないそうである。そこから重要案件を決裁していく。そのスピード感は読んでいるだけでも充分伝わってくる(それだけ自分が打ち合わせをしてもダラダラしているということだ。打ち合わせをして一回で何か決まったことなど何もない!)。
どことなく日本代表監督オシム氏の成長戦力にも似ている。走る。そして考える。簡単に言えばスピードであり、それに伴って決断、行動等が一緒についてくるものなのだろう。一流とは行き着くところが一緒らしい。瞬間に求められるもの、一瞬を見逃さない目、最終章にもあったが軍隊を組織は見習えとは言い得て妙だとつくづく感じ入る。
しかしつくづく今頃読むかな~という感じである。遅いよ。全く。。 -
一気に読めた。2時間くらいかな?
まぁ、男の俺には全然関係の無い、ブラとかを作ってる会社の社長さんの書いたもの。
前から何かと、会社の噂は聞いていたので読んでみました。
結構ね、同じことをずっと言ってる感じなんだけれども、面白い。うん。
タイトルとは関係ないけど、会社のシステム(ES)の充実とかも知ることができた。
いろんな意味で、
こうなりてぇなぁと感じました。 -
・罰金制度:残業、会議遅刻、さんづけ運動不徹底、ネームプレート忘れ 等々 (うちの会社でもできれば良いのだが…)
・禁煙に3万円支給 (うちの会社でもできれば良いのだが…)
・仕事はゲーム感覚で取り組め、後回しにすると「宿題」と化してしまうので、その前に楽しみながら取り掛かれ。
・数値化できない目標はデッドラインをつけ数値的なものにする。
・遊び心をもって取り組む。会社としてできなければ自分だけでもその気になれ。 -
この本と同時進行していた『20歳のときに知っておきたかったこと』と、かなりの共通点があります。しかし、この本は2005年に刷られた本であり、かたや2010年の本であるのだから、同時期に刷られた類似本ではないはずなのに……。つまり、昔から言われている、成功者に共通する点は変わっていないということを確認出来たので、それを、自分の中で確固たるものにできました。
会社を動かす上で、ビジネスをやっているという意識は、当たり前のようで意外に気付いていないことが多い。わかっていても、実行できていないことが多くあるならば、それはわかっていないのと一緒。時代の流れはどんどんスピードを上げているのだから、会社もスピードを帰る必要があるのは当たり前。しかし、スピードをあげることは、無理をすることじゃなくて、無駄を減らすこと。でも、コミュニケーションという、重要な部分は一切妥協しない。
変化していく社会を引っ張ってゆく会社、それが「トリンプ」なのだろうと感じました。といっても、すでに内容は5年以上前の話。しかし、深いところは変化しないはずなので、今読んでも十分ためになります。むしろ、いまだからこそ、この本をもう一度読み直して、当時流行していた「早朝会議」をやり直す企業もあるべきじゃないかと想います。
これもまた、経営のバイブルとなりそうです。 -
著者は、主に女性の下着を扱うトリンプ・インターナショナル・ジャパンという会社の元社長。本書は題名から察せられるように、一貫して「仕事はスピード重視」ということを説いています。本書で出てくるトリンプの早朝会議は世間的にも有名で、この会議では重要な案件も含めて、40~50の議題を1つにつき約1~2分で決断するそう。この即断即決の根底には、「まず川に飛び込め」というチャレンジ精神とどんな業務であれ必ずデッドラインを設けるという考えがあるのですが、特に後者については参考になりました。自分は、時間があると思うと、どこか気が緩んでしまう所があるので、「いつでもできるはもっとも危険な考え方」ということを肝に銘じて、一つ一つの仕事にデッドラインを設けようと思います。
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決断力についてとても勉強になりました。会議の在り方についても、見直すきっかけを頂きました。
「コスト」ではなく、「時間」を中心に効率化をはかっていこうと思います。 -
仕事を棚卸しできない時に読む本。社会人2~3年目では一発読んでおいたほうが良いと思う。
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吉越さんその③