- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761513412
作品紹介・あらすじ
そこにしかない地域の価値を形にし、小さな規模で直接お客さんに届ける。生産と消費をつなぎ、地方の仕事を生み、自らの営みで地域を巻き込む、ローカル・スモールビジネス。瀬戸内ジャムズガーデン、コスモファーム、まちのシューレ963、良品工房、知憩軒ほか、田舎の豊かさを仕事にする起業家たちの挑戦。
感想・レビュー・書評
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地域で取り組む6次産業の話を紹介した内容である。似たような書籍は現在多数あり、本書に際立った特質すべき点は残念ながら見つからなかった。
地域を魅力的に紹介したいのなら、せめて冒頭だけでもカラーページを用いて紹介して欲しかった。
下記10事例が読めます。
①ジャム屋が蘇らせた宝の島
「瀬戸内ジャムズガーデン」(山口県周防大島町)
②里山の牧場に行列ができる絶品ジェラート
「池田牧場」(滋賀県東近江市)
③手塩にかけて育て伝える完熟野菜
「村上農場」(北海道上士幌町)
④均一化された市場に、個性豊かな野菜で挑む
「コスモファーム」(香川県高松市)
⑤農家の本気を引き出す6次産業の伝道師
「山際食彩工房」(福島県会津若松市)
⑥香川のライフスタイルこそがブランド
「まちのシューレ963」(香川県高松市)
⑦作り手、売り手、買い手をつなぐ商品作り
「良品工房」(東京都)
⑧鮮度が命、漁師と農家がとれたての産品を直売
「道の駅むなかた」(福岡県宗像市)
⑨本物の豊かさを発信する農家民泊
「知憩軒」(山形県鶴岡市)
⑩街を耕すシェフを育てるレストラン
「素材香房」(島根県邑南町)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/62710 -
2021.13
・流通の拡大による市場の画一化による地域性の喪失への一手
・人と人がつながり、地域と関わる仕組みを仕事として構築。
・生産、消費のあり方の再構築 -
ここにしかないものを見つけなければならない、口で言うのは簡単だ。私の故郷には何があるだろうか、見つめなおしたい。
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2015年2月新着
都内にも地方産の「おいしいもの」を扱うお店やマルシェが増えてきた。地方を旅行して、きれいで活気のある「おいしい店」を知ることも増えてきた。それらを目当てにでかけていく人も増えてきた。そしてこういう動きは、誰にとっても好ましい、嬉しいことなのだ!
これらのムーブメントがどのように起こったか、コツは、ポイントは何なのか。そういった紹介をする本を当館では少しずつ集めている。本書は、瀬戸内ジャムズガーデン、いろいろなジャガイモで人気の村上農場など地方の成功例、東京の良品工房のように都会で展開するお店、そして道の駅、人気の民宿などバラエティ豊かな内容である。読んでいるとわくわくするのも、うれしいポイントだ。 -
○事業化の金丸氏の作品。
○日本各地の「地域振興」「田舎の活性化」に取り組む方々を紹介した作品。
○どの例も、地域性に優れ、独自で努力しているところがヒシヒシと伝わってくる。
○日本の田舎もバカにできないことを思い知らされる。