環境と空間文化: 建築・都市デザインのモチベ-ション

著者 :
制作 : 中村 良夫 
  • 学芸出版社
3.63
  • (2)
  • (1)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 31
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761523725

作品紹介・あらすじ

「環境主義」「人間中心主義」を越えて。環境と人間の創造的な関係こそ文化にほかならない。デザイナーの本来の役割を示し、環境-人間の開いた関係性構築をさぐる緊迫の討議。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「接頭(窃盗)環境学」という、盗人猛々しい現在の環境ブームにあって、本当の環境は何かを考えるきっかけになる。
    環境問題の極論として現在の文明をリセットしてありのままの自然に回帰するという意見も見られるが、あくまでも人間の文化と環境双方が、互いの理解を基に歩み寄りを模索していくという試みが本書にはある。

    内藤廣の本を探していて見つけたのだけど、思いのほか他の著者の項が面白かった。土肥真人の項は読むべき。オムニバス本はこういう魅力があるなぁ。

  • 「環境」「エコ」言葉だけが免罪符的に一人歩きしている今日この頃。そんな今日に違和感を感じてたボク、この本にかなりの数、相槌打ってました。
    久々、専門書でいい本だなと思えました。
    内藤廣、中村良夫氏の話は必読、、かも。

  • 景観土地利用論の堀教授も登場する、空間計画と環境の関係を探る本。
    自分的大ヒット。衝動買いしてしてよかった。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科教授、同大学副学長。

「2023年 『風景の近代史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小野芳朗の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×