- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763017031
感想・レビュー・書評
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ミュシャ展の公式図録だが、ちゃんとISBNコードがついてる。図録というと普通はISBNはついてないけど、ここ何年かでISBN付きが増えてきた。
図録にISBNが付かないのは、書籍ではなく展覧会限りの記録という扱いで著作権料がかからない、という事情もあるらしい。確かにISBN付きの図録は値段が高い気がする。ものによっては5千円超えるやつもあるし。
それでもISBN付きが増えたのは、図録の役割の変化なのか、制度的な事情なのか、それともビジネス上の要請なのか。電子書籍版の図録ってのもあるので、紙から電子へという流れもひと役買ってるのかも。
ただまあ、会場でしか買えない希少感や画集の何分の一かで買えるお得感は、図録の魅力のひとつではあったと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵は素晴らしいのに、実物の色の再現度が低い。印刷にがっかり。
でもスラブ叙事詩を手元に持っていたいので、購入。 -
2017年に国立新美術館で開催された「ミュシャ展」の美しい公式図録。市販されている。
以下、ミュシャ展に行った時の感想:
2017年3月20日、開館直後のミュシャ展に足を運ぶ。スラヴ叙事詩全20点が国外に出るのは初めてとのこと。うち5点が撮影可。かなりの人出だが、絵が大きいため、見てまわるにはそんなに支障なし。絵の大きさに比べて、解説の文字の小さいこと。ボスニア・ヘルツェゴビナ、チェコ独立の歴史をあまり知らないのが残念。美しい図録を買ったので、あとでじっくり読むことにする。ロシア寄りの汎スラヴ主義、古典的な描画手法ということで、長年埋もれていたとのことだが、民衆一人一人の表情を描き出そうとしている。
パリでポスターなど商業的に成功した画家という華やかなイメージしかなかったミュシャが、故郷に帰り、スラヴ民族の歴史を描き、最後はナチスに捕まり獄死したことを、直前に放映されたNHKの特番で初めて知った。