- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763134509
感想・レビュー・書評
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「精神科医が教える」というフレーズが気になって手にとったが、残念なことに精神医学的視点に立った内容は書かれてなかった。
あとがきに読書の効用を訴えて、精神病にかかるリスクを減らしたいという考えには大いに賛同できる。
しかし、既に他のレビュアーの方が指摘している通り、著者が読書から得た知識をまとめているような印象を拭えない。
著者は「読んだら忘れない」ために、アウトプットを勧めているが、ブクログユーザーにとっては既に実践し効果を実感しているので、今更触れるまでもないだろう。
また、脳科学(記憶)に触れている箇所もあるが、こちらは脳研究をしている池谷裕二氏の著書を読んだ方が参考になる。
本著が役に立つ読者層を強いて挙げるとすれば、中高生~20代前半ぐらいまで。
購入する場合は一度図書館で手にとってみることをお勧めする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルに惹かれて購入。
著者の作品である「アウトプット大全」を先に読んでなければもっと面白かったと思う。
学んだこと
感想は次の日以降に読み返しながら書く
目的をもって本を読む
本は楽しみながら読む
読みたいと思ったその時が1番頭に入る
この4つはこれからも意識して読む -
著者の経歴や他の出版本などのメタデータから、どんな内容が書かれているか推測するのに役に立った本である。今後選書するときはこの経験を元にしたフィルターを掛けようと思う。
また、この本は各章にキャッチ―なフレーズが盛り込まれている。例えば、紙の本と電子書籍をどのように読むのかといった話題について、著者は場合に応じて二つを使い分けるとしている。その使い分けを「2刀流」と見立て、宮本武蔵読書術と呼んだ。なるほど、具体的な手順を概念化し名前を付ける(今回なら宮本武蔵読書術)ことで、読者に分かりやすく伝えることができ、なおかつ、印象的であるから読み終わっても忘れることがない。確かに、著者の「マーケティング手法」は見習うところが多い。 -
いかにも実用書の構成で、自分は月に30冊読んで、本を読まない人はこんなに損している、という煽りが多くて疲れた…。そこを省いてくれるともっと読みやすいし納得できるのにな、と大概の実用書に感じるので、実用書が苦手なのかもしれない(ミもフタもない)
あまり目新しい項目はなかった。
ブクログに登録した時点でもう達成できてる気がする。メモ、感想、好きなフレーズが登録できるし、本棚みたいな見た目が視覚的にも本に対する愛着が湧く。
ドグラマグラが出てきたのにはビックリした(笑) -
アウトプットの頻度がアウトプット大全とは違っていた。読書の場合とそれ以外の勉強の場合で違うのかもしれないが、気になる部分ではあった。
本の感想や気づき、名言をSNSに投稿する。自分へのプレッシャーとして本を読んだら1コンテンツは最低でも作るように読む。
→ Twitter、ブログにアウトプットする。
メルマガを作成する。
→ これはハードルが高そうなため、最終的な目標として設定しておく。
「本を読んだ」とは「本の内容を説明できる」かつ「その本について議論ができる」
小説も、どう感じるのか、どう自分を変えていきたいのかを考えながら読むことが大事なため、気づきや感想を書き込む、知らない単語にチェックをつけるようにしていく。
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読んだ内容をどのように記憶するかというより、読書によって自分磨きをしようっていう本です。
書かれている記憶の定着方法については、ほぼ自分がやっている通りなのだが、自分にとってそれほど効果はないので読んだ本なのに・・・
著者が言うように、最初に内容をパッと確認してから読むべきでした。
最後に、自分の著書をホームラン本としてお勧めしています。会心作なのかな? -
読んだら忘れない方法についての記述は全体でもあまり多くはありません。
どちらかというと筆者による読書の啓蒙が殆どを占めています。
本当に読書が習慣になってない人にオススメの本でした。 -
ビジネス書のランキング上位に入っていた+記憶力の無さを感じていたため、思わず手に取った一冊。
「精神科医が教える」と冠がついているが、一般的な読書術の本と大幅な差は感じない。
個人的には何点か気付きがあったので、読んだ価値は十分にあったように思う。
以下、内容まとめ、所感。
<内容>
●→著者主張 重要部
★→個人的に面白かったところ
●覚えていない、つまり「記憶」に残っていないといことは、それは「知識」としてあなたの中に定着していないということ。もっと言えば、何の役にも立っていないのと同じこと。
・「本」では既に著者が情報を整理し、体系化してくれる。そこには「知識」が書かれているため、「本」から直接「知識」を吸収する方が効率的。
・他人の経験はお金が買える
→何千人もの成功体験、失敗体験の集大成が本
★日本人の平均読書量は12、13冊。
約半数が1冊も読まない人であり、二極化が進んでいる。
月に7冊読むだけで、日本人において上位4%に入ることができる。
★2匹のマウスに電気ショックを与えてストレス変化を観察する実験。
A レバーが設置してあり、それを引くと電気ショックが無くなることを学習しているマウス
B 何もなく、電気ショックへの対処を知らないマウス
※電気ショックの量、回数は同じ
→対処方法を知っている、Aのマウスの方がストレスが溜まりにくい
→対処法、解決法を調べて「何とかなる」(コントロール可能)とわかっただけで、状況は改善していなくてもストレスは軽減する。
・自分の頭でいくら考えても限界があるが、本を読めば先人の知恵を活用することができる
●脳科学研究を集約すると、「最初のインプットから7~10日以内に3~4回アウトプットする」ことが最も効果的な記憶術そされている。
以下、筆者おすすめの実践方法。
・本を読みながら、メモ、マーカーでラインを引く
・内容を人に話す、勧める
・感想、気付きをフェイスブック等でシェアする
・フェイスブック等に書評、レビューを書く
・「本を読んだ」の定義は、「内容を説明できること」、「内容について議論ができること」である。
それができなければ、本を読む意味はない。
★フェイスブック等で書評をシェアすることの良さ。
・適当なことは書けないため、良い意味で必死になり緊張感が出る
・人とのつながり、コメントで楽しくなる
・集中力が持続しやすい時間は「15-45-90分」である。
→15分確保できるときは、即読書に回すべき
★「守破離」の読書ステージの考え方
・「守」→師について流儀を学び、守って励む
・「破」→師の流儀を極め、他の流儀を学ぶ
・「離」→自分なりの流儀を研究
※上記ステージを意識し、本を選ぶ
・ビジネス書のサマリーが無料で見れるメルマガを活用し、本探しの精度を上げる
http://www.book.jp/mag.html
・人間の記憶は芋づる式にできているため、固め読みした方が記憶として定着する
<所感>
・ある程度実践していることが多かったが、「ネット上での書評の投稿」はやったことが無かった。
まずはチャレンジしてみようと思う。
ネットであればどこからでも自分の感想が見れる+時間節約にもあるので、そういう意味でも良いと思う。
・「守破離」の読書ステージの考え方は、何となく感じていたことを言葉で説明されて腹に落ちた感じがした。
何でも「入りは基本の本を」だと思う。
・「月に7冊読むだけで、日本人において上位4%に入る」を達成すべく、本を読んでいきたい。 -
ご自分の本もオススメされたりして、ちょっと違和感。しかし、圧倒的な読書量が力となることを再認識させてもらったことには感謝。筆者のオススメのKindleも導入した。
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そういえば、「セレンディピティ」的な本との出会い、ってあるよね。
何故か?本の目線を感じるような。
尊敬するメンターに会いに行きましょうで、
大学生の時、寺山修司に会って、中学生の時
学校を抜けてNHKに出ていた寺山を見に帰った(ビデオなど無い時代です。)話をしました
その時の話しで疑問だった事に答えてくれて
肉厚な大きな顔に大きな手、小さな声。
一緒に競馬に行こうよ。と。
昔の記憶はしっかりあるんだけど。
だから、ここに感想を残しておきましょ。