コーヒーが冷めないうちに

著者 :
  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763135070

感想・レビュー・書評

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  • 泣ける、というよりはほっこりするお話。
    『夫婦』の話は、忘れる側も忘れられる側も同じように辛くて切ないお話だったけど、どのお話も、過去に戻ることによって心の持ち方が変わり、前向きになるきっかけを掴めていたのが良かった。

    ただ登場人物にあまり感情移入できなくて、残念…
    いい話なんだけど、個人的には魅力的な人物が出てこなかった…

  • 5年前くらいに映画みてめっちゃ泣いたやつ。
    ストーリーを知ってる分、映画の時ほどの号泣はなかった。けどあったかくて優しい。計が可愛い。めっちゃ有村架純で脳内再生された。
    2個目の夫婦のやつが切ないけど本当に素敵で、めっちゃくちゃ泣いた記憶ある。
    あと伊藤健太郎が出てきたやつもめっちゃ泣いた気がする。

    ファンタジー要素多めだし、特になんかその理由の説明とかない「設定」が多いけど、気にならないくらい良い話。すてき。

  • ドラマの脚本的なお話。
    映像化したら面白いのかもしれないが、本としてはちょっと物足りず。

  • 伏線が拾いやすく、設定の説明も丁寧でした。なので、普段あまり本を読まない人でも読みやすい小説だと思います。正直、初めは展開読みやすいなー、説明多いなー、と、少し退屈な気持ちで読んでいましたが、最後の計さんがフォーカスされる話で泣いてしまいました。やられたなー

  • なんりれなから借りた。たいしたことない。着眼点と設定が良作。

  • ザ・感動系。
    今回は素直に読めたので楽しめました。

  • 意外にあっさりしている。期待が強すぎたか。

  • 心にジーンとくるストーリー。後半は涙が止まらなかった。筆者が登場人物一人一人を大切に描いていると感じた。この本に出てきた人、みんなが愛おしい。素敵な本に出会えて感謝!

  • 映画を観たので、原作も読んでみました。
    個人的には、映画の方がよい、という印象を受けました。

    この作品では「ルール」が肝であることはよくわかるのですが、原作では「ルール」の説明の繰り返しが多かったり、次々と新たな「ルール」が紹介されたりと、くどすぎる印象です。
    また、「ルール」という言葉の使い方をはじめ、ちょっとした日本語の表現(たとえば「現実」という言葉の使い方)に違和感を覚える部分も多く、その結果、著者の教養に「?」と感じることとなり、作品のもつ世界観が損なわれている印象を受けました。

    せめてもう少し丁寧に言葉を選んでくれたら、映画のレベルには届くのに、と思った作品でした。

  • 過去に戻って直接話したい人がまだいないので、彼らを羨ましく思えちゃった。

  • 四つの話全て感動。家族とか夫婦とかってうまく言い表せないけど、いいなーと思った。変わったのは心なんだなぁ。

  • 設定が面白かった

  • 映画も見ていたので、いつかは小説もと思ってやっと読みました。

    全てがいい話で、今を大事に生きていこうを改めて思わされる話でした。
    毎日大事、大切に生きていこうと思います。

  • 幽霊

  • こんな素敵な人たちと友達になりたいと思える登場人物たち。
    なんだか愛おしくなる気持ちになりました。


    過去に戻る時のルール
    『過去に行っても現実は変わらない』
    けれど確実に変わるものはあって、登場人物たちの揺れる心に涙が止まりませんでした。

    2話は家で読んでいたので涙が流れるままにしてましたが、3話4話は電車の中だったので、涙が出そうになると落ち着くまで読み進められなかった…
    電車で読む時は注意が必要です。

    読後は、素敵な小説に出会えたと幸せな気持ちになりました。

  • 時空を飛んで合いたい人にあった時、コーヒーが冷めないうちに、言いたいこと伝え切れるか?まとめておかないと会った時、オタオタしてしまいそう。会うことによって、今後の人生が前向きになれるのだったら、会いたい人に会いに行こう。

  • 時間は有限。
    後悔しないように今を生きなければ。と感じた

  • これが始まりの物語

     インパクトが弱いと感じてしまった。最終話なんて、死を直接描いていないけど、ヘヴィなお話なのにね。

     なぜかな。私にとって最初の作品を読んだときに感じた、結末の想像範囲外の驚きがなかったからかな。あとは、過去に行くとき、そこにいるはずの自身がどうなってるのかって疑問を感じてしまったからかな。

     いずれにしても、毎回のアイデアとつながるお話には感服するね。他のシリーズも楽しもうと思う。

  • 夫婦の話で結構泣いてしまった。

    最後の最後の文章、心一つで人間はどんな辛い現実も乗り越えていけるのたがら、という一文に心惹かれました。

    過去に戻って現実は変わらなくても心が変わって見え方が変わる。

    深いなあと思いました。

  • 題に惹かれて借りた本♡

    『決まった椅子に座ることで過去にいける』
    過去を変えることで未来は変わらない。
    というか変えられない。
    それなのに過去に戻る理由って、、、
    と思っていたけど、読み進めていると
    涙なしでは読めない。
    人を想う気持ちって本当に素敵で、、。

    過去に戻ってもいいことはあるんだなって。
    すごく感動的な本だった!

  • 過去や未来に行ける不思議な椅子があるカフェ
    それぞれの登場人物が想いを抱え時空を飛ぶ。

    会いたい相手に自分の思いを伝えるため、相手の本当に気持ちを確かめるために時空を超えるが、どれも自分が抱いていた感情と違う。本当の気持ちを知り、先入観から相手を避けてきた自分に後悔する。

    過去に戻っても現実は何も変わらないが、大事なのは自分の気持ち、つまり過去を知ってから未来に向けてどう生きていくのかが大切だと感じた。

  • 登場人物が多くて、覚えるのが大変でした
    人物まとめ一覧があればなあ
    映画を見ておさらいをしたい!

  • 珈琲が冷めない間であれば過去と未来に行くことができる不思議な席がある喫茶店での物語

    しかし過去と未来に行っても、起きた出来事やこれから起きる出来事を変えることは出来ない
    出来ることは、自分の中での捉え方を変えるということかもしれない

    これは過去に起きた出来事で一歩も踏み出せなくなっていたり、未来に対して不安しかない自分たちに対して視点を変えてみるのが良いという考えなのかもしれない

  • 何かの“取り返しのつかない出来事“をきっかけに、過去に戻る、未来へいく決意をして、実際に向かう。それによって得たいものを得られたひともいるし、思いがけないものを得るひともいる。
    大事なのは、思ったこと・感じたことを言動に移すこと。そして、その結果を自分なりに咀嚼して自分のものにすること。
    何かを求めてその席に座るように見える。その席に座れば、誰かと話せば、何かが変わるように思う。実際には、「席に座る」行為は自分の決意と行動により、自分の心やその先の未来を変えるキッカケにすぎない。

  • 何年も前から書店で平積み展開されているようなシリーズ作品の第1作ですが、初めて読みました。
    読み始めて小説っぽくない文章でしたので、著者のプロフィールを確認して納得。本作は、もともと舞台劇だったものを小説にした作品のようです。

    読みやすいのですが、文章がちょっと軽めの感じで、私の好みの文体ではありませんでした。
    お話自体は良いのですが、読者を感動させようという意図が透けて見えるようで、私的にはシリーズの続編を読むかどうかはちょっと微妙です。

  • 過去や未来に移動できる特別な椅子があるカフェ。でも時間移動してもい未来や運命は変えられない。それでも移動するのは、事実が変わらないのではなく、外見からはわからない中身の部分に変化をもたらしているのかもしれない。自分だったら誰に会いに行くだろうか?

  •  ふつうタイムスリップものは、現状を変えるために過去に戻ったりするが、この作品は過去に戻っても未来は変わらないところが面白いです。
     だったら過去に行く意味がないように思えますが、それでも人は過去に戻りたいと思うのか?
     自分も過去に戻れるんだったら戻ってみたいかな。
     過去に戻るために何かしら犠牲や代償があったら、ものがたりとしてどうだったんでしょうか?

  • 自然と涙が出ちゃった
    こんな喫茶店行ってみたい

  • 映像を先に観てからの原作。
    読みやすく、設定も多少違っていたが楽しめた。
    原作の方がやはり説得力があり、辻褄もうまくあっていたから、映像化で手を加えたところが残念。
    タイムトラベルものは好みではないけど、過去は変えられないと忠実なのが良い。
    装丁もシンプルで可愛らしい。
    続編も追ってみようと思う。

  • 感動した…
    設定にんんんん?って思ったところもあったけど、それぞれの思いやりに溢れていた。

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著者プロフィール

大阪府茨木市出身。1971年生まれ。小説家・脚本家・演出家。舞台『コーヒーが冷めないうちに』第10回杉並演劇祭大賞受賞。同作小説は、本屋大賞2017にノミネートされ、2018年に映画化。川口プロヂュース代表として、舞台、YouTubeで活躍中。47都道府県で舞台『コーヒーが冷めないうちに』を上演するのが目下の夢。趣味は筋トレ、サウナ、シーシャ。モットーは「自分らしく生きる」。

「2023年 『やさしさを忘れぬうちに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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