- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763196576
感想・レビュー・書評
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発想の転換
先見の明がある人は、考え方も、行動も一味違う。工学博士でありながらビジネスの資金集めなどビジネス交渉術、開発の考え方、物事の捉え方・見方、人間関係の付き合い方など様々な方面での多彩な才能を持っていることに驚愕する。中でも「抜く・引く・省く」技術の応用・発想で「押せば引く」「捨てる側の発想」道理、交渉事は一歩下がった相手の立て方など参考になる内容が豊富だ。特に「人を説得する術」(こうして欲しい、ではなく・なぜ、そうしないといけないのか)から「会話には間」を置き、固定概念に縛られず、常識や前例に囚われない非線型思考(流動的)・発想の転換すること、とある。
「足るを知って欲張らず、自足こそ富と心得て、所有するのではなく与えることに喜びを感じ、身の丈に合った暮らしの中に本当の幸福を見出す」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
がむしゃらに押すだけではなく、時には抜くことも大切というしそれは理解でたが、肝心の抜く技術についてはよくわからなかった
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2011年06月 04/035
新幹線の帰りに読んだ本。海洋温度差発電の世界的権威による「抜く」技術の話。
達人こそ自然体だよな、という漠然とした思いから読んでみた本。「抜く」ことについて、事例や法則を通じて考えさせられます。
逆風期にあってこそ、「引く心」を忘れるなという指摘は特に共感。結果が良くない時にこそきちんとていねいに挨拶し、感謝の気持ちをもつことが大切。
「抜く」ためには普段から全力で「押す」ことが前提だと繰り返し語る姿勢も印象的でした。他の本も読んでみたい。
あとはメモ。
「カルノーの法則」 →熱源から仕事をとりだすためには、外部に一部の熱を放出しなければならない
「石井樋」を通じた「抜く」思想。
「葉隠」の一説「人間一生まことにわずかのことなり。好いたことをして暮らすべきなり」 -
抜くことの大切さ。押す時は押し、引く時は引く、余裕のあるバランス人間こそが大成する、ということでしょうか。確かに、大きく構えて余裕のある人は魅力的なことが多いですね。
必要な経費はケチケチしないで大いに使うこと、若者は身の丈に合わないくらいの贅沢をして一流のレベルのものに触れておく事が後々力になり得る、との氏の言葉に後押しを受け、色々なことにチャレンジしてみたいです◎ -
がんばるけど力まずね
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結構いいことも書いてあり、ためになる部分があったと思える。
それだけに、以下の点が惜しい気がする。
抜くという言葉を軸にまとめてあるのだろうが、かなり強引なまとめ方、括り方で、、、説得性があまりない部分が多いように思えてしまう。
また、作者の研究で開発した技術の話しがやたら繰り返し出て来るので半ば呆れる。
それと、例えとして出している真空管とトランジスタの関係は間違っているので、これも呆れる。こんな簡単なことを間違えられると、他の部分の信用も落ちてしまう。いや、実際信用できるんだろうか??? -
「抜く」という発想。必要です。
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シグマで読んだ本。
この考え方は日々忘れがちだが、意識が必要だな。 -
「抜く」技術が書かれた読みやすい本.少々自分のエピソード載せすぎな気もしますが...
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3/5fin