預言者のことば

著者 : カリール・ジブラン 有枝春

• サンマーク出版 (2008年2月5日発売)

作品紹介・あらすじ

愛とは?結婚とは?子どもとは?友情とは?死とは?"人生にまつわる26のものごと"の真理が、深く静かに語られる。頭ではわかっていながら必ずしもそうしていなかったことや、余裕のない毎日のなかでつい忘れがちな大切なことをふと思い出させてくれる、珠玉のメッセージ。世界20か国以上で80年にわたり読み継がれ、2000万人以上の心を震わせた、伝説の世界的大ベストセラー。

感想・レビュー・書評

[tani-yaさんの感想 · 2011年3月10日]

中ページに小さい絵をたくさん描きました。邪魔をしないようにひっそりと。でも、存在感のある。そんな絵を描きたかったと思います。

[H.Satoさんの感想 · 2010年9月20日]

人生とは恵み深いものであり、自分の宝箱がカラになることはないと信じているのです。
人生は暗闇だ、という声もよく耳にします。そんな疲れ切った人々の言葉を、あなた自身もつかれているときにこだまのように繰り返してしまうのです。しかし私ならこう言うでしょう。どんな人生もそこに駆り立てる情熱がなければ暗闇。どんな情熱も知識がなければ盲目。どんな知識も労働が伴わなければ無益。
たとえば不安感。
はらしてしまいたい不安感のその根があるのは、あなたの心の中であり、あなたを怯えさせる者の手の中ではない。
苦しみとは、そのほとんどが自ら選んだもの。
苦しみは、あなたの中の医者があなたの中の病んだ自分を治すために出す苦い薬。
自分自身を惜しまずに与えようと努めるときは、あなたは善です。しっかりと目覚めて語っているとき、あなたは善です。
瞑想の中では、自分の成功より高く昇ることも失敗よりも低く落ちることもないのですから。祈りの中では、彼らの希望より高く飛ぶことも絶望より低く這うこともないのですから。
もしあなたが神を知りたいのなら、なぞを解こうとしてはいけない。むしろ自分のまわりを見渡してごらん。