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- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784764266162
感想・レビュー・書評
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3巻はユダヤ法、あと審判と復活、来世などの教義が中心。
民間信仰の章の、便所に悪霊が出るので子羊をいつも連れていくラビとか、常に妻に頭を掴ませてるラビとか各々の対策がみんな面白い。
民法は契約成立の要件、時効習得、相続の細則などかなり整備された法体系がすでにできているのに驚く。そのあたりは今の日本の法感覚と重なるというか、そんなに離れていないものが多いし。
こうしてタルムードの内容をざーっと見てみると、コーランへの連続性をはっきり感じることができた。ムハンマドがやりたかったのってこういうのだったのね…感というか…。エデンの園の描写が後代に派手派手になるって言うのは、もしかしたらコーランの影響(張り合った?)なんかもあったんだろうか。
トーラーとタルムードを中心としたこの文献至上主義という感じ大好きなので、もっといろいろ読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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