宇宙に終わりはあるのか?: 素粒子が解き明かす宇宙の歴史
- ナノオプトニクス・エナジー (2010年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784764955172
作品紹介・あらすじ
「宇宙はどうやって始まった?」「宇宙は何でできている?」その究極の謎を解くカギは、小さな素粒子が握つている。
感想・レビュー・書評
-
これまでの著作と同内容半分、新しい内容半分。
新しい内容は素粒子の話で、とても興味深いし非常にわかりやすく説明してはくれているのだけど、やっぱ難しいなー。このへん、イメージとして理解しづらいからねえ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宇宙についての研究がわかりやすく、でも詳しく説明されていてとても面白かった。人間は星の欠片でできているというところが個人的に感動した。
-
宇宙論というよりは素粒子論の本かも。
ノーベル賞につながった小林・益川理論が、どこに位置するのかがわかったことが収穫。 -
自分が勉強した物理、科学が、根底から変わってきていることを改めて知る。日本人ノーベル賞受賞者が、研究されていたことを、感覚として知ることができた。著作タイトルの根本質問に自身で回答出来るレベルの理解は到底無理であるが、まったく同年齢の著者の、多岐に亘る、それぞれの専門研究に対する横断的な解説、統合的な解説により、最新の宇宙科学、物理学、量子科学の輪郭を知ることができた。
-
宙博で筆者の講演を聞いて、面白かったので読んでみた。
正直、説明部分は理解したとは全然言えないんだけど、でも面白かった。
最先端の科学者が大真面目に実験や研究をした結果、まるでSFとしか思えない結論になっているところが。
謎の暗黒エネルギーのせいで宇宙は引き裂かれて終わるとか、宇宙は10次元まであるとか、地下1000メートルの暗闇で、ニュートリノを使って太陽の写真が取れるとか、科学の本じゃなかったらオカルトかと思うところですよね(笑)でもれっきとした、最先端の科学の本。
脳みその、使ってない部分が刺激される感じ。だって100億年後の話をしよう、で始まるんですよ!
説明部分が全部わからなくても、飛ばし読みで結論部分を読むだけでも面白いかと。 -
別著「宇宙は何でできているのか(幻冬舎新書)」と多少エピソードなどかぶる部分もあるが、こちらのほうがやや硬派。
論文からの図表の引用も多く、数式に近い記述も見られる、読者を馬鹿にしていない真摯なつくりの良書。 -
宇宙の終わりについてというよりも、宇宙研究に関して、物理学、量子力学、電磁気学などの歴史をやさしく説明してくれるってカンジの本です。