- Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766127935
作品紹介・あらすじ
蛍石、水晶、雲母、蛍光鉱物や毒のある鉱物…ビフォスファマイトやビスマス、明礬のレシピ、岩絵の具や標本箱、鉱石スコープや人工琥珀ボトルのつくりかた…鉱物の理科室へようこそ。
感想・レビュー・書評
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鉱石を人工的に作ってみたり、天然の鉱石で
その美しさを楽しんだり…のレシピ。
博物学の基礎から、各種鉱石の紹介。
飾り方、アクセに加工するアイディア。
もう、どこをとってもため息の出る美しさ。
実際に試すのは、失敗しそうで若干勇気がいるけど
写真集として眺めても最高なのです。
こういう研究室で、日がな幻想にひたり
寿命を縮めてもいいから夜には密やかに空を往き…。
なんて出来たらどんなに胸が高鳴るか。
もうそうなると、この本を通り越して
ファンタジーの世界ですが…。
科学が空想を呼び覚ます妙薬なのは間違いない。
私の戯言はともかく、表紙見て好きだな…って
お思いになったら、お読みいただきたい!
ぜひうっとりと眺めて、できれば実験も
楽しんで頂ければ。
西洋骨董の世界と何か相通ずるのは、
ヴィクトリアン趣味によるのでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お値段が高いのでまず図書館で借りてみました。やっぱり手元に置いておきます。買っちゃいます。
もう表紙から魅惑的で引き込まれてしまいました。この世界観素敵すぎます。文系だけど理科室や鉱物に惹かれているわたしには夢のような本でした。見てるだけでも飽きないけれど、実験にも挑戦してみたくなります。蛍石と青い鉱物がお気に入りです。 -
表紙のあまりのおいしそうさに思わず図書館で借りてきた。で、家族に「これプレゼントとして買ってもらってもいいくらいおいしそうや」と主張しておいた。ふふん。
レシピとかいうて、長野まゆみの鉱石倶楽部的な感じかと思って開いたらがちレシピやんか。すごー。
前職でやってたやつもあったよ。「雪ふる試験管」とかっつって。
理科室を目指しているというけれども、わたしの記憶にある理科室よりもだいぶおしゃれだったのでほしいっこへらしました。へっ。
理科室よりも理科準備室のが雰囲気あったんだけど、1回しか入ったことないから記憶の彼方やわー。
理科室の窓際に細かく仕切りがある木の箱があって、中に石がいろいろ入ってたなー。雲母とかいじりすぎてただの砂にしてしまった。 -
山梨県宝石博物館に行って人工ビスマスの結晶を手に入れて再読
厨二心をくすぐる。
人工ビスマス大人の理科実験で結晶を作ってみたい。 -
目も、心も、思考も全て一瞬にして持ってかれた♪
古びた理科室に並べられた試験管や標本箱。
ひとつひとつ手にとりながら、
虹の欠片、海の落し物、零れ落ちた宇宙に思いを馳せる。
それはここに来る前は
ただのいしころと呼ばれ、見向きもされていなかったかも。
でも、<理科室>という居場所をみつけた鉱石達は
浪漫という輝きを放って、人の心をぐっと掴んで離さない。
し、か、も。
創れちゃったりする様ですしね。
いつか自宅にこんな実験室みたいな部屋をつくれたら
面白そうだな。
そうなったらきっと、入りびたりだろうな。 -
Chapter1「鉱物手帖」の蛍石は、色や形のバリエーションが多すぎて、どれがオーソドックスな蛍石なのかよくわからない。気になる石だ。
タイトルに「レシピ」とあったので、Chapter2「鉱物の実験ノートと結晶レシピ」を目当てに読んだが、実際に自分でやってみるのはむずかしそうだ。まず、材料をどこで買えばいいのか見当もつかない。市販のキットを買うのが無難だと思う。
唯一、Chapter3「結晶と鉱物のDIY」の「鉱物テラリウム」は、作りたいと思っていたし実際に作れそう。「結晶生成管」も作りたいが…。
「万華鏡」の美しさは圧巻。歯車と鉱物の組み合わせが、シュールレアリスムの絵画のような幻想的な景色を生み出している。スチームパンクに興味が出てくる。
Chapter4「鉱物の集めかた」の「貯石(ちょいし)」は、ぜひやってみたいアイディア。あえて一度に購入せず、少しずつ集めて貯めていく、というのがいい。ガラス瓶に色とりどりの蛍石が入っているのは、間違いなく素敵。
小さな鉱物は意外と手ごろな価格なので、ミネラルショーへ出かけたくなった。 -
物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
東大OPACには登録されていません。
貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
返却:物性研図書室へ返却してください -
第8回アワヒニビブリオバトル「二十」で紹介された本です。
2016.01.12 -
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
459-S
閲覧 -
見ているとワクワクするし、思わず作りたいな、と思う。
しかし、砂糖の量を見て正気に戻る…。
琥珀糖ってそういうものなんだけどさぁ…ちょっと、こう、カロリーが作るのを引き留めてくるので、もっぱら写真を見るばかり。
きれいでおいしそうなんだけどなぁ。 -
ミュージアムで読む。見ているだけで楽しい。
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写真が綺麗です。うっとりです。
結晶作りとあるので、気軽に手に取りましたが、ちょっと私の軽いノリでは作ってみる、という気になれないか。薬品の扱いとか。。。
でも著者の鉱物愛は十分伝わってきます。
邪道ですが、レジンで鉱物っぽいのを作るとか、後、鉱物お菓子っていうのもあったかなあ(それも作るの大変そうでしたが)。 -
どうせ雰囲気本だろうと軽く見ていたが、存外、専門的なことが書いてあり感心した。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB18892811 -
表紙からドストライク。鉱物が手作りできるとは知りませんでした。根っからの文系なので眺めるだけですが、それでも十分楽しめます。この本を片手に、大好きな初期の長野まゆみさんを読み返そうかな。
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写真がきれいで雰囲気も素敵。見てるだけで楽しいです。
鉱物初心者でも充分楽しめます。 -
美しい鉱物についてを綺麗なカラー写真とテキストで説明した良書。自然図鑑をワクワクしながら眺めていた幼いあの頃を思い出しました。楽しい。内容は学術的・博物学的な説明だったり、鉱物をお洒落に見せる飾り付け方だったり、鉱物についての理科実験の手順を紹介していたりと薄い本のわりに盛りだくさんです。内容も洒落てますが本の装丁も良いです。人におすすめしたくなる本です。
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鉱石についての科学的な説明もあるが、どちらかといえばメインは遊び方紹介という一冊。
レジンを使った小物作りの注意点を屈折率の細かい数字を交えて説明してくださったのは親切。
人工的に水晶を作る実験方法、雑学。鉱石を使った小物の作りは自分のなりのアレンジを考えるのが楽しそう。こういう風なのも面白そうだなとアレコレ考えながら読んでいました。
ビフォスファマイトと万華鏡は是が非でも作りたい。 -
浅学ゆえに専門的な面から見ればどれほど有用なのかはわかりませんが、一度は訪れたい憧れのお店である、Cafe SAYAのオーナーである著者が書かれた本というだけで私にとってはどんな鉱物の本よりも魅力があります。
内容やビジュアルからして幻想と科学が入り混じったような、古い校舎の教室のようにどこかノスタルジーを感じさせられる本です。