大学で学ぶ議論の技法

  • 慶應義塾大学出版会
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766410853

作品紹介・あらすじ

脱暗記!論理的な思考を育てる実践テキスト。レポート・論文の論理を組み立てるための方法と実例が満載。

感想・レビュー・書評

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  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000000187

    佐藤文香先生(社会学研究科)推薦

  • 東2法経図・6階開架:809/C94//K

  • 議論を題材とする入門レベルの書籍ではトゥールミンモデルの解説書が多いのかなと感じています。議論の入門本を本書籍含め4冊購入しましたが、3冊はトゥールミンモデルについての解説書でした。
    本書は他に、「真理探究のための問いかけ」や「性格や全人格に訴えて説得する」などの議論の技術・姿勢について記載しています。練習問題があり、それによってに根拠が包含している内容などの新たな視点に気付かされています。良書だと思います。

  • 名著の噂を聞いて購入したんだけど、ちょっとがっかり。
    自分が今興味を持って調べていることについてはほとんど役立たなかった。

    ただ、内容がかなり充実しているのは確か。
    大学生がじっくりと味わうように読んだらかなり勉強になるだろうし、大学の先生が教科書として使うのには非常に良書だと思う。

  • 【書誌情報】
    原題:The Aims of Argument: A Brief Rhetoric (Third Edition)
    著者:Timothy W. Crusius
    著者:Carolyn E. Channell 
    訳者:杉野俊子 
    訳者:中西千春 
    訳者:河野哲也 
    出版社:慶應義塾大学出版会
    件名:討論法
    NDC:809.6 : 言語生活
    NDLC:KF142
    A5判/並製/320頁
    初版年月日:2004/09/25
    ISBN:978-4-7664-1085-3(4-7664-1085-8)
    Cコード:C2000
    定価:2,160円(本体 2,000円) 

     「論理的な思考を育てるための実践的テキスト」として、アメリカの学校教育におけるロング&ベストセラー、The Aims of Argument, Mayfield Pub. Co., 2000の翻訳本です。翻訳には、小社ロングセラー『レポート・論文の書き方入門』の著者らがあたり、使いやすい日本語版となりました。
     話す・書くを通じた論理性を根づかせることを目的に、アーギュメントという英語を「議論」と訳しています。「論理に飛躍がある」、「論理的に欠落がある」とはどういう文章をいうのか、それをどのように修正すればよいのか、などについて、実際に書かれた論文・文章をチェックし、自分で書いていく過程を説明することで理解できる、ユニークな実用書です。今、社会的な論争を呼んでいるトピックについての様々な立場の文章が掲載され、教材として、自習用として、読むだけでも刺激に富む1冊です。
    http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/4766410858/

    【目次】
    解題 アーギュメント(議論)教育のために(訳者を代表して 河野 哲也) [i-vii]
    目次 [ix-xv]
    議論の目的の比較:要約 [xvi]

    第1章 基本用語の概要 001
    I 議論(アーギュメント)とはなにか? 001
    II 議論(アーギュメント)にどうアプローチするか? 002

    第2章 議論を読む 015
    I まず読む前に 015
    II 読みこなす 018
    III 読み終わって 030

    第3章 議論を分析する 簡易化したトゥールミン法 033
    I 準備段階としての批判的リーティング(読解) 034
    II トゥールミン法の段階的デモンストレーション 037
    III 分析から真理探究へ 051

    第4章 書く準備 真理探究のための議論 055
    I 真理探究の重要性 057
    II 真理探究のための質問 058
    III 真理探究と文中の議論:対話のプロセス 061
    IV 議論を評価する・真理探究に基づいた分析 072
    V 広範囲にわたる見解を参照する 082
    VI  仲間が行う真理探究を利用しよう 096

    第5章 主張をする 論理的に納得させるための議論 101
    I 論理的に納得させることの特徴:構造とストラテジー 102
    II 論理的に納得させるプロセス 115

    第6章 全人格に訴えかける 説得するための議論 159
    I 強調の仕方:いつ論理的に納得させ、いつ説得をするか 160
    II 読者を分析する 161
    III 「説得をするための議論」を読む 163
    IV アピールの形式を使う 189
    V 説得の議論の草稿を書く 200

    第7章 交渉を仲裁 衝突を解決するための議論 219
    I 交渉と、それ以外の議論の目的 220
    II 交渉と仲裁の過程 222
    III 仲裁のための論文 261

    あとがき(2004年8月 杉野俊子) [291-293]
    索引 [295-296]



    【著者紹介】
    ティモシー・W・クルーシアス(Timothy W. Crusius)
    サザン・メソディスト大学教授。英語学博士。
    大学で修辞学や文章構成法を教授。
    本書のほかに、談話理論、哲学的聖書解釈法、米国の修辞家Kenneth Burke (1893-1993)に関する著書など多数。テキサス州ダラス在住。

    キャロリン・E・チャンネル(Carolyn E. Channell)
    サザン・メソディスト大学専任講師。英語学修士。
    大学ではライティング授業の専門家である。テキサス州リチャードソン在住。

    〈訳者紹介〉 ( )内は翻訳担当箇所。
    杉野俊子(すぎの としこ) (第1~4章)
    1992年、米国アリゾナ州立大学大学院英語教授法専攻修士課程修了。
    現在、防衛大学校外国語教育室助教授。
    著書・論文に、『インターネットの効率的学術利用』(杉田米行編、成文社)、「Native Speaker/Non-Native Speaker teachers: Beyond the Learners' Gap」(Proceedings of Japan Association of Language Teachers) ほか。
    専門は英語教育学、応用言語学。移民の言語習得など社会言語学にも関心をもっている。

    中西千春(なかにし ちはる) (第5、6章)
    1990年、米国ペンシルバニア大学教育学大学院英語教育学修士課程修了。理学修士。
    現在、国立音楽大学音楽学部専任講師。
    東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程在籍中。
    著書・論文に、Write From Your Heart(共著、三修社)、「大学英語ディスカッション授業におけるディスコース・コミュニティーの成立」(The Japan Association of Interdisciplinary Arts and Sciences 第3号、日本総合文化研究会)ほか。
    専門は英語教育学。大学生の思考育成教育、日本語・英語表現教育に関心をもっている。

    河野哲也(こうの てつや) (第7章)
    1993年、慶應義塾大学後期博士課程(哲学)修了。博士(哲学)。
    現在、玉川大学文学部助教授。
    著書・論文に、『レポート・論文の書き方入門』(慶應義塾大学出版会)、"Debating and Narrating"(国際議論学会議録)ほか。
    専門は哲学と倫理学。表現教育に関心をもっている。

  • 資料ID:W0171071
    請求記号:809.6||C 94
    配架場所:本館1F電動書架C

  •  太字の部分を読むだけでも十分役に立つ本。良くまとまっており、議論をする上での注意点をわかりやすくかかれている。
     著者が日本人ではないので若干日本人相手には使える部分が少なくなりますが、ロジカルに考えるためのヒント、というか、手順を示してます。

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