井上輝夫詩論集:詩心をつなぐ

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  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766423020

作品紹介・あらすじ

▼詩人・井上輝夫の遺作であり、唯一となる「詩論」
▼50年を超える詩作から生み出された〝詩人による詩論″
▼生死の不条理を超えた境地を訪ねて詩人たちの門をたたく 井上輝夫の遺作

西脇順三郎とボードレールを中心に、近代詩では、透谷、有明、漱石、啄木、現代詩では、入沢康夫、大岡信、江森国友、飯島耕一を取り上げ、近代 / 現代詩の創作の真髄に迫る、渾身の一冊。

詩人としてまたフランス文学者として豊かなキャリアを持つ著者ならではの深い洞察力により明らかにされる各詩人の詩作の秘密は、そのまま著者自身の「詩法」と重なる。惜しまれつつも逝去した著者の初めて纏められる詩論集。

「現代詩手帖」「ユリイカ」「ミッドナイト・プレス」「三田文学」などに執筆した詩論を大幅に加筆修正し、編集。

著者プロフィール

詩人、フランス文学者、慶應義塾大学名誉教授、中部大学名誉教授。専門はフランス文学。1940年兵庫県西宮市生まれ、1963年慶應義塾大学文学部仏文学科卒業、ニース大学仏政府給費留学生(博士号取得)。慶應義塾大学在学中、吉増剛造氏らと同人詩誌「ドラムカン」創刊。慶應義塾大学経済学部教授を経て慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの新設に参画、1990年総合政策学部教授。慶應義塾ニューヨーク学院(高等部)学院長、慶應義塾評議員等を歴任。慶應義塾退職後、中部大学教授、人文学部長をつとめた。『詩想の泉をもとめて』(慶應義塾大学出版会)で日本詩人クラブ詩界賞。2015年8月25日逝去。

主な著書
随筆:『詩想の泉をもとめて』(慶應義塾大学出版会)、
詩集:『旅の薔薇窓』(書肆山田)、『夢と抒情と』(思潮社)、『秋に捧げる十五の盃』(書肆山田)、『冬 ふみわけて』(ミッドナイト・プレス)、『青い水の哀歌』(ミッドナイト・プレス)
紀行:『聖シメオンの木菟』(国書刊行会)
評論:『ボードレールにおける陶酔の詩学』(フランス図書)
翻訳:コクトー『鎮魂歌』(白水社)、マルセル・A・リュフ『流謫者ボードレール ―― 生涯と作品』(青銅社)、イグナシオ・ラモネ『21世紀の戦争』(以文社)、ヴィリエ・ド・リラダン『最後の宴の客』(図書刊行会)、ガラン版『千夜一夜物語』(国書刊行会)、など。

「2016年 『井上輝夫詩論集:詩心をつなぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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