社長の財布―「死に金」を活かす人、「生き金」を捨てる人

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  • 経済界
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766784831

感想・レビュー・書評

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  • ・少額でも相手の思惑を大きく上回れば生き金となる。
    ・チップはその日にサービスを受けるために、最初に渡すこと。
    ・笑って挨拶さえすれば良い→楽でしょ。

  • ①稼ぐための社長の具体的な行動は?
    ・高額セミナーに出席
    ・高級なところに出入りしている
    ・フォーマット、テンプレートの多くを準備
    ・人に何かを与えることから思考する
    ・社内をウロウロする
    ・とにかく動く

    ②従業員に対する効果的な接し方は?
    ・本当の感謝の気持ちを持つ
    ・従業員のモチベーションは大切と思う
    ・怒鳴るより褒める

    ③気づき
    ・やる気が出ないときに無理に動く
    ・会話の中に数字を入れる
    ・個人の財布はその人の経営能力

  • 【ソーシャルライブラリーから引っ越し中】
    フォーマットやテンプレートの使い回しが効率化につながるとの記載あり。つまりパクルということ。パクルついでにさらに改善できればなおよし。パクルのは大事、あと後輩にパクってもらうのも大事。

  • 所々では納得。よく聞く話だが、売上市場主義は成り立たないという部分はよいと感じた。

  • これまでに2000社の赤字会社を立て直してきたという著者が、金の
    貸し借りから、経営者が投資すべきお金の話、まちがったコスト削
    減、値下げ競争など、主にお金の点から、社長のあり方を論じています。

    会計の場面ですぐに財布を引っ込める人は信用できない、赤字会社
    は“仲良しクラブ”、儲けようと思ったら部下を愛すること…。

    これまで数多くの経営者、現場を見続けてきた著者ならではの迫力
    ある記述に、思わずぐいぐい引き込まれてしまいました。

    途中から、まったく財布と関係ない話に展開していくのがちょっと
    「?」でしたが、読んでいるうちに、背筋がピンとなる内容。

    経営者は必読の一冊だと思います。


    黒字と赤字の差、それはたった1円の差でも天と地を分ける差である

    「Play Hard! Work Hard!ではダメだ。Work Hard! Play Hard!であれ」
    (アメリカ人の上司の教訓)

    私の経験上、たんに褒めるだけの人はダメだと思います。つまり、
    褒めるのではなく、そこに感謝がなければなりません

    「お金」を前にして、急に態度を変える人は信用すべきではない

    情報というものは一所懸命に働いている人間に集まる

    中古車販売大手・ガリバーの創業者は、東京に出てきたとき、お金
    はなかったけど、床屋さんだけは東京で一番の高級店に通ったそうです

    「利益」を考えずに「売り上げ」ばかり考えているのが、傾く会社
    の特徴

    外から事業戦略の力を借りるなど、もっての外

    自分の組織内に企業戦略家を育てれば、社長の財産になる

    従業員を“コスト”と見ている限り、赤字からは決して抜け出せない

    日頃スポットライトが当たらない仕事を忠実にこなしている人や目立
    たない部署で懸命に働いている人たちがモチベーションをなくさない
    ような職場づくり

    最終的に結果を出す人は悪い成績のときこそ、そのデータから何かを
    引き出すことができる人

    社員の多くが結婚もできないような薄給で、ボロボロになるまで働い
    ているのに、社長は悠々とベンツを乗り回している。一所懸命仕事を
    しても「キミは満足に仕事をしていない」と評価されない。そんな社
    長のクルマなんか、壊れてしまえと思うのも人情でしょう

    「強い会社とは、問題発見者が問題解決者になっている会社」
    (ワタミ代表取締役会長、渡邉美樹氏の言葉)

    頭がよくなると大儲けができなくなる。無能でもいいから、“動く人”
    になりなさい

    仲良しクラブからの脱出の第一歩、それは会話の中に数字を入れること

    ◆“赤字のシステム”の原因
    1.間違った予測に基づく戦略ミス
    2.収益性の管理が下手
    3.仕事を徹底的にやり込んでいない
    4.製品に競争力がなくなっているのに気づかない
    5.社長が遊びなどに夢中で社員を顧みない

    不況のときこそ、経営者は社員より苦労しなさい!

    理念があるかないか。それが企業の強さを決める


    ◆目次◆

    第1章 お金で成功する人、失敗する人
    第2章 できる人は「情報」をお金に変えるのがうまい
    第3章 節約やリストラでは“利益”は出ない!
    第4章 考える前に行動。動かなければお金は手に入らない!
    第5章 残業代を惜しむ会社は生き残れない!
    第6章 ゴールを示せば、お金は後からついてくる
    第7章 “財布”を見れば経営能力がわかる

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著者プロフィール

1939年千葉県生まれ。中央大学経済学部を卒業後、グローバル企業である十條キンバリー、ゼネラルフーズ、ジョンソンなどで、マーケティング、プロダクトマネジメントを担当。その後、ケロッグジャパン、バイエルジャパンなどで要職を歴任。ケロッグ時代には「玄米フレーク」、ジョンソン時代には消臭剤「シャット」などのヒット商品を送り出す。

27歳のときから、経営環境や社会の動向、有益な仕事術、組織運営、生き残り術、部下やクライアントからの相談事とそれに対するアドバイスなどのエッセンスを「おやっとノート」として書き留め始める。この習慣は81歳の現在も続いており、その数は300冊に達する。これをもとにして出版された『社長のノート』シリーズ (小社刊)は累計35万部を超えるベストセラーとなった。

「2020年 『【決定版】2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート final』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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