米国人一家、おいしい東京を食べ尽くす

  • エクスナレッジ
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767818061

感想・レビュー・書評

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  • この本の初版が2014年、アニメにもなったらしい「英国一家、日本を食べる」の初版が2013年だから、英国一家のブームに乗って翻訳された可能性は高いと思うのだけれど、私にはこちらの方が(軽い気持ちで)読みやすいです。
    中野のアパートに家族で滞在して東京の美味しいものを食べ歩く内容ですが、B級グルメが中心ではなまるうどんを絶賛してくれるあたりが愛おしいです。スーパーにも行くし。あと単純に、行こうと思えば行ける店が多く登場するのでメモが捗る。
    娘のアイリスさんが天ぷら屋さんでアナゴの骨を揚げてもらう話が特に好きです。

  • 1か月閒日本に滞在、中野のアパートに暮らし日本人にはありふれたチェーン店など日本の食文化を堪能するルポ。

    当たり前のように思っていた食事。外国人からみると時に奇妙に思える。東京の町中を食べ歩く。はなまるうどんやLIFE、お好み焼き屋など。

    終始日本に対する暖かい視点が印象に残る。
    「英国一家、日本を食べる」と勘違いしていたことに読み終わって気づいた。

  • 題材も面白いが、それ以上に作者の文章力が素晴らしい❗️
    ジョークや比喩をふんだんに盛り込み、読んでいる方も思わず引き込まれます。

  • 1ヶ月間、東京の中野に住んだアメリカ人家族の滞在記。題名にあるように食が大きなテーマだが、食以外のことも書かれている。例えば 中野、ラッシュアワー、カタカナなど。
    さっと通り過ぎていく旅行者では捉えられない、わずか1か月であっても生活者としての視点がある。しかも我々日本人とは違う異国人の視点で、日本を見ている。我々が普通に思っていることが、全然普通ではない。当たり前だと思っていることが、実は当たり前ではない。日本再発見の本である。
    この本に登場する日本人はみなが親切で優しい。人がいいのだ。でもこれはこの本に出てくる日本人に限った話ではない。きっと私も同じ。彼らと同じに接してしまうに違いない。

  • <目次>
    お茶・中野・ラーメン・世界一のスーパー・朝ご飯・豆腐・東京のアメリカンガール・ラッシュアワー・焼き鳥・ホッとする街・天ぷら・チェーン店・うどんとそば・カタカナ・鮨・肉・鍋物・お風呂・餃子と小籠包・お好み焼き・居酒屋・たこ焼き・洋菓子・うなぎ・浅草・帰国する

    <内容>
    上記の目次のように、タイトルほど食事のシーンでは出てこない。でもよく食べてるけど…。ある意味、よくある外国人が日本で異文化体験をし、それを好意的に解釈するという話。著者は「日本好き」。娘も日本が大好き(奥さんはちょっとかな?)。でも中にいくつか示唆に富むところが。たとえば、外人はローマ字→カタカナ→ひらがな→漢字の順で覚えていく(または憶えやすい)。

    逗子市立図書館

  • 楽しい。ジョークが1ページに1つは入っている。チェーン店舐めてた。


  • ノンフィクション

  • そこに注目するのか!と笑わずにいられない。ライフのポイント二倍の歌、箱根で乗り物制覇するなら007並みの忙しさ笑 抹茶など日本人でも知らないようなことも面白かったし、じゅんさいをアメリカ人は池の鼻水だっけ?そんな風に感じるのか…など日本再発見とも呼べる一冊でした。

  • アメリカ人のフードライターが日本来て中野を拠点にいろいろ食べるエッセイ。奥さんのローリーさんと娘のアイリスちゃんと一緒に食べ処行脚してトラブったり交流したりする様が面白い。
    サービスがひどいことを「●●(失念したけどネクタイメーカー名)がスポンサーの出エジプト記」って書いたり洒落が聞いてるし個人的には好きだったけどちょっと好き嫌いわかれるところでもあるかな…。

    著者が「美味しんぼ」すきらしくて随所に美味しんぼの話が出てくる。旅の同行者に山岡士郎(美味しんぼの主人公)をあげるくらい。

    多分この本の中で唯一おいしくないって書かれているのが東京の餃子とジュンサイだとおもうんだけど、ジュンサイという野菜は私も食べたことがないので興味がわいた。大抵のものに抵抗がない著者があそこまでかくのだからパンチがきいたぬるぬるなんだろうなと思った。

    今半とか結構いいところにもいってて向こうのフードライターってもうかるのかなとか思った。いや、ランチとかはそこまでじゃないってしってるけど…。

    アメリカ人が書いてるからアメリカの習慣もわかったりする、あとアメリカ資本(または元アメリカ資本)のチェーンの現状とか(セブンイレブンとかミスタードーナツ)

    p207に江戸東京博物館にある太平洋戦争の記述の話ができるんだけど「この年の秋、太平洋戦争がおこったーーーはちょっといただけない気がした。このように書かれていると、まるで自然に戦争が始まったかのような印象をうけてしまう。とかかれていて、耳が痛いなぁと思った。そいいう記述されてることがおおいっていうのは以前どこかで読んだ。

    p139
    どの本か忘れてしまったが、何年か前にこんな文章を読んだことがある。著者は都会のすばらしい空間について「自分が町というおおきな手に包まれている」ようだと書いていた。そのかんかくで最もっ大切なのは、心地よくなにかに囲まれているというじっかんだという。その「何か」にあたるのが建築理論家のクリストファー・アレグザンダーが「屋外の部屋」とひょうげんしたものだ。
    180、
    アン・リー監督の「恋人たちの食卓」をリメイクした「恋のトルティーヤチップス」
    233、
    ジョン・アルマンが書いた「the importance of kunch」という本は僕の大好きな食べ物エッセイの一つだ
    257
    デンマークに「エーブレスキーバ」というお菓子があるけれど、たこ焼きはレーブエスキーバにそっくりだ

  • 東京にはライフってスーパーがあって銀だこ、ミスタードーナツがあるんだ。外国人が見たリアルな東京かもしれない。

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