- Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767821665
感想・レビュー・書評
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いつまでも見ていられる。
マレーシアのクアラルンプールに、世界中のモスクの精巧な模型が展示してあるあまりひとけのないミュージアムがある(ちかくにモスクもある)。
そこでモスクの美しさに衝撃を受けて以来、いろいろなモスクを訪れてもみたけれど、そのたびに思ったのは、「持って帰りたい」だった。
持って帰って、思い立ったときにいつでも眺められるようにしたいという欲望をふしぎと呼び起こされた。
でもそれは叶わないので、本書のような、カラーで解像度が高い写真集を待ち望んでいた。最近じわじわ増えてきたけど、以前はイスラム建築関係の一般向け書籍は少なかった。おまけに活字ばかりだから想像するしかなく、写真が掲載されていても(よほど需要がないのか)モノクロだったりしてがっかりしたものだ。
ちなみに筆者は建築科出身で、時代や地域ごとのモスクにも詳しい。目で楽しみながら知識も深まるというすぐれものの写真集。筆者にお礼を言いたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
美しいの一言に尽きる。精緻な装飾が信仰の表現方法なのだろうか。職人さん、凄すぎる。
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世界にある美しいモスクがたくさん紹介されている。モスク初心者の私としては、古いモスクから最近建てられたモスクまで様々なものが見られて新鮮だった。
幾何学模様や、繊細な彫り物。ミナレット。細部まで引き込まれてしまう建築美。
中でも印象に残ったのは、マリにあるジェンネの大モスクと、イランにあるナースィル・ウル・ムルク・モスク。
前者は土造で絵に描いたように丸みを帯びていて、こんな建物が本当に存在するなんて…!という可愛いモスク。
後者は全体的にピンク色のモスク。モスクは白や青っぽいイメージが強く、このピンクの鮮やかさは強烈だった。
モスクは一度も実物を見たことがないので、いつか見られたら。東京ジャーミイが一番近いので、まずはそこから見学に行ってみたい。 -
アフガニスタンのヘラートに行きたい。
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2016-7-30
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美しい
ひたすら美しい -
綺麗な写真の数々でとてもいい本です。
特定の信者というわけでもイスラム教信者というわけでもないのだけれどやっぱり綺麗ですね。
宗教建築というだけあって荘厳で堂々としていて好きです。
「王のモスク」、「シェイク・ザイド・モスク」、「タージ・マハル」は行ってみたいなぁ。
今回は図書館で借りて読んだけれどぜひ買って手元においておきたいです。 -
世界各地にある美しいモスクをグラビアを多用して紹介した一冊だ。
写真が美しいのはもちろんのことながら、建築様式についてもわかりやすく説明されていて、あまり身近な存在とはいえないモスクの知識を得ることができ、面白かった。
現在では情勢が不安定な印象の強いイスラム圏だけれど、こんなにも美しい建築物があるのか、といつか訪れてみたいという気持ちになる。
本の内容とはまったく関係ないのだけれど、掲載されている写真のほとんどがアフロというのがすごいな。