赤城写真機診療所 MarkII (玄光社MOOK)

著者 :
  • 玄光社
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本棚登録 : 18
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768309773

作品紹介・あらすじ

世界で一番不親切な写真入門書、「赤城写真機診療所」の第二弾。
写真家 赤城耕一が、医師に扮してカメラと写真に悩める患者たちの質問にズバッと答える。
カメラ科、レンズ科、撮影科のほかに、今回新たに婦人科を開設し、カメラ、レンズ選びから、撮影方法のテクニックまで、ときにぶっきらぼうに、ときにマニアックに解説する。「写真とはなにか?」という問いを深く探る本。


■著者
赤城耕一
イラスト・写真:大村祐里子
マンガ:ていこくらんち


【主な内容】

赤城写真機診療所に寄せられた患者様からの質問


□撮影科

SNSでいいね!をたくさんもらいたいです。どんな写真を撮れば良いですか?

Instagramで真四角の写真が流行っています。真四角写真の上手な撮り方を教えてください。

そもそも写真っていったい何なのでしょうか?

決定的瞬間を撮るには、やはり連写すればよいですか?


□カメラ科

ビギナーですがローライ35がどうしても欲しいのです。使いこなすことはできますか?

キヤノンF-1には前期型と後期型があるそうですが、性能はどう違いますか。

ソニーα7系モデルが種類がたくさんあり、どれを購入して良いかわかりません。

ニコンF2フォトミックは安く売られていますが、購入しても問題はありませんか。


□レンズ科

ポートレートにクラシックレンズは有効ですか。

大口径レンズは絶対に必要なものですか。

レンズのメンテナンスを自分でしようと思います。

AFレンズとMFレンズはどのように使い分けていますか?



□婦人科

ポートレート撮影のライティングの極意を教えてください。

モデルさんが緊張して表情が固いです。どんな声がけをしたらよいですか?

女性のポートレートにはレフ板を必ず使わねばならないのでしょうか。

男性ヌードが撮りたいのですが参考になる作品はありますか?


■コラム
カメラバカにつける薬 in 赤城写真機診療所(ていこくらんち)

感想・レビュー・書評

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  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1335635

  • 洒脱な写真評論。
    内容のわからない点も多いが、評論の姿勢は共感できる。
    古い写真のわかる人には、より楽しめるだろう。

  • カメラや写真にご興味のある方に、肩の凝らない読み物としておすすめします
    表紙に堂々不親切って書いてありますが、私には結構ためになりました

  • MarkⅡはなかなかマニヤックな質問もあり、理解不能箇所も多かった。

  • 途中ぱっと開いて読んだときは面白そうだと思ったが、実際に最初から読むと前半はつらい・・・長文ほど滑ってる。
    勉強にはなるかもしれんが、面白くない。ためにならない短文の方が笑える。

  •  MarkⅡだ。
     なんとなくシリーズ化しそうという感じはあった。前作もそこそこ面白かったからね。「アクセサリー科」に代わって「レンズ科」、「婦人科」が新設されたたりが時代か。

     OBのいるような写真倶楽部に属してないから、ベテランの知見や意見を見聞きできるのは楽しい。ベテランとはいえ、一線で活躍されている著者だけに感性が凝り固まっていない点はいい。
    「Q 新しいカメラが欲しいのですが」という質問者。一眼レフかミラーレス機で悩んでいるところに、ひとこと「A ミラーレス機」と即答。
     周辺光量落ちが好きでオールドレンズに拘っている質問者には「画像処理においてやるのはどうなのか?後からやるとか姑息でダメですか?」と、デジタル編集に対しても柔軟だ。フィルム時代だって後処理してたんだからね。恐らく著者も「撮って出し!」とか自慢げに言う向きには鼻白むほうだろうな。そんなのはレンズのレビュー(他との比較)の時くらいしか意味はない宣言だと思うし。

     他には、「Q 広角レンズにもフードは必要ですか?」という問いには、「A すべての手持ちレンズにフードを用意したくなるのは「フード病」に罹患している可能性がある」と、ユーモアを交えてメーカー側の売りたい攻勢に対し冷静に処する導きを説いている。
    「Q 写真家に文章力は必要ですか?」の問いに、「A 必要。」と端的に答えてるところも目を引いた。

     その他、多くのカメラ、レンズのローテーション使用の指南、作家柊サナカのことなど、役立つ知識もチラホラ。気軽に楽しく暇つぶしに読める。

     MarkⅢはあるかなあ。ちょっとマンネリ化してるQ&Aもあるし、追加されたイラストが雑な感じが少し気になった。

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著者プロフィール

写真家

「2016年 『銀塩カメラを使いなさい!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤城耕一の作品

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