本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784768467381
感想・レビュー・書評
-
されど我、処刑を望まず。福田ますみ先生の著書。多くの先進国で死刑廃止が行われている中で日本は数少ない死刑実施国。被害者や被害者家族の心情はもちろん重要。でも裁判官だって全知全能の神ではないし、所詮は人間だから間違えることもあるから冤罪事件も後を絶たないし、好き嫌いや損得勘定で判断してしまうこともある。そんな単なる人間である裁判官が同じ人間の命を簡単に奪ってしまうような死刑制度は本当に正しいのかわからない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「被害者の気持ちも考えろ!」と言いながら被害者の気持ちなんて考えていない人たちも、加害者の悲劇ばかり強調する人たちも、同じように被害者を傷つける。
死刑判決がでたからって、隔離して執行してハイ終わりなんて割り切れるはずがないから、被害感情への配慮ってのは厳罰化だけじゃ足りない。
勝手にことが進んでしまうような現状はおかしいよなってとこまでが今は精一杯の理解。時間を置いてまた読もう。
全2件中 1 - 2件を表示