上原正三シナリオ選集

著者 : 上原正三

• 現代書館 (2009年8月6日発売)

感想・レビュー・書評

[くり〜むそ〜ださんの感想 · 2011年6月5日]

　昭和の駄菓子屋になれれば嬉しいと前書きに書かれているが、駄菓子屋にしては品揃えが豊富な上に一つ一つの単価が高過ぎやしませんか？そんな気になる作品集。
　シナリオを読むのは初めての経験だが臨場感がすごい。映像を見ているかのよう。実際に映像化されたものと一部違っていたのを発見して、こんな風に書いてあったんだど感じいったり、楽しみは尽きない。今までで購入した本で最高額なのは間違いないが読み終わるまでの時間もかなりかかった。知らない作品はほとんど流し読みだったが。これだけの仕事に敬意を表してこの評価。

著者プロフィール

1937年沖縄生まれ。中央大学卒業。シナリオライター。『帰ってきたウルトラマン』（円谷プロ）、『がんばれ!! ロボコン』（東映）、『秘密戦隊ゴレンジャー』（東映）、『宇宙刑事ギャバン』（東映）など多くの作品のメインライターを務め、ヒットに導いた。
2020年死去。

「2022年 『まんが　キジムナーkids（下）』 で使われていた紹介文から引用しています。」