大当たりチラシのつくり方: 反響が格段に違ってきて売上アップにスグつながる!

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  • こう書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769610281

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  • 販促物全般に通じるノウハウが詰まった「チラシの鬼」渾身の一冊。オススメです。

    :::::::::::::::::::::::::::::::::
    【読書メモ】

    ●弱いハズれるチラシの共通項・・・「商品のみを掲載している」「価格訴求ばかりに頼っている」

    ●チラシの本質は商品の「価値/価格」を伝えること。「お値打ち感」の演出

    ●チラシは理屈ではなく感性に訴えること。「感性刺激」

    ●ターゲットは「(売るべき商品)グレード」と「年代」でおおよそ分けられる

    ●リアルなイメージ化のために「商品+人」の要素が不可欠

    ●「一番単品訴求」・・・お客様に迷わせないように「何を買えば一番良いのか?」の明確な理由を訴求する(ex.社長のおすすめ品、店長のおすすめ品、仕入れ担当者のおすすめ品)

    ●安売りではなく「安さ感」をPRせよ・・・安くなる「理由」を明確にする

    ●主婦の好む要素「1.賑わい感」「2.何かをもらえる」

    ●女性ターゲットの場合は「感性刺激」がポイント
    1.女性限定など特別扱いする
    2.明るいイメージを出す
    3.「かわいさ」を演出する


    ●シニアターゲットの場合は「安心感」「わかりやすさ」が重要

    ●男性の場合「ロマン」「義理」「人情」「苦節」「地道」「涙」「生死」というキーワードに弱い。「時代劇」が共通項

    ●子どもをターゲットにする場合は「親心」の「葛藤」をつかむ

    ●タイトルでインパクトをつけるために「悩み」「不安」「恐れ」「疑問」などを具体化する(ex.「警告 あなたは今の車検に不満はありませんか?」「車検なんか無かったらいいのに」)

    ●旬な話題をタイトルに活用する(ex.ひと足お先にタケウチからの定額給付金です)

    ●ポジティブワードをチラシに多用せよ(ワクワク、ドキドキ、ウキウキ、たのしい、うれしい、よろこび、おもしろい、ユニーク、ハッピー、幸せ、ときめき、きらめく、ありがとう、気持ちがいい、明るい、かっこいい、素敵、自信、最高、感謝、成功、前向き、やる気アップ)

    ●男性商品はストロングワードを使え(納得、頑固、妥協、断固、拒否、究極、驚愕、警告、緊急、幻の、絶対、真実、奇跡)ex.私たちは機械による大量生産の酒造りを断固拒否します。

    ●シニア客に読ませるためには「縦書き」を使い、「安心ワード」を散りばめる

    ●商品・サービスを購入し、また使用する時の「幸せ」を最大化した「ベストイメージ」を具体的に見せる

    ●ベストイメージは商品別・客層別がポイント(ex.食品関係は「食べる瞬間、あるいはその少し前」がベストイメージ。その場面をビジュアル化する)

    ●集客と販売は違う。チラシは販売(セールス)のことはあまり意識するべきではない。意識しすぎると集客力が落ちる

    ●客数の多い商品「集客アイテム」の強化が重要

    ●集客商品は「アイテム数」を強化せよ・・・1アイテムでなく多アイテムであることが絶対不可欠。

    ●集客商品は「安さ感」を演出せよ・・・「①最下限価格がどこよりも安い」「②チラシ掲載品は他店と最低同等価格に」「均一プライスで安く見せる」

    ●「集客商品」と「主力商品」の比率バランスが重要。

    ●売るべき主力商品のチラシMDを明確にせよ・・・「チラシ特価品」「おすすめ品」「定番品」

    ●特徴のない総花的なチラシではなく、「単品突破型チラシ」で突出した独自性を出す(ex.1月ランドセル、6月ビジネスバック、9月トラベルバック、12月サイフというように単品に絞ったチラシで構成)

    ●「ビフォアサービス」・・・商品・サービスの価値を最大限に高く見せる演出をする。価値を100%伝えきる。

    ●価値をチラシで具現化する5つの方法
    1.客層訴求(ターゲットに合わせて)
    2.購買動機訴求(こだわりポイントに合わせて)
    3.オンリーワン訴求(「あなただけの」「唯一の」)
    4.使用時訴求(実際に商品を使っている様子など)
    5.ストーリー訴求(仕入れの背景、パーソナル情報、歴史など)


    ●安さ感の演出
    1.安く見えるプライスデザインを使う
     ・プライス文字体はバラエティに。メリハリをつける
     ・爆弾マークをつける
     ・形容詞をつける(「驚異の」「なんと!」)
     ・高額品は「万円」表示がベスト

    2.安く見えるチラシカラーを使う(「赤」「黄」「ピンク」「オレンジ」など暖色系)

    3.分割、ローン、一日当たり価格を使う
     ・できるだけ1回当たり支払い金額を低くする
     ・プライス表示は分割払い価格を大きくする
     ・日割り価格はよりリアルに訴求(ex.1日あたりわずか27円!)

    4.均一価格を使う
     →「客の予算」は「1,2,3,5,10」の5段階。その中の3~4パターンのプライス帯を作る

    5.限定のイメージを演出する
     ・数量限定「あと何個限り」「これが最後の1棟」
     ・人数限定「先着何名様限り」「10人に一人がなんと半額」
     ・時間限定「朝8時来店の方、50%OFF」「真夏ナイターバーゲン」
     ・日数限定「本日より3日限り」「本日限りの過激決算売り尽くし」
     ・曜日限定「毎週火曜日のみ野菜100円均一セール」

    6.リアルな大義名分をつくる
     ・経済情勢をストーリーに利用(ex.円高大還元)
     ・政治の話題をストーリーに利用(ex.子ども手当て)
     ・ワケあり品を協調(箱なし、展示品、チョイキズ、倒産品)
     ・バラ売りを強調(ex.お中元ギフト大解体セール)
     ・まとめ買いを強調(3本買えば1本サービス)
     ・店の内情を暴露(2代目社長襲名セール)
     ・下取りセールも大義名分を(社会貢献、環境配慮、地球にやさしい)

    ●「大阪ユニバーサルスタジオのLOVE割」・・・ハグかキスで割引。ユニークな条件設定で反応しやすくなる。条件設定にはターゲットを決めることが必須

    ●安心感を伝えていくには「①くりかえし」「②会社の強み」「③人」の要素三項目が重要。

    ●「内在化」「潜在化」している不安をQ&Aで払拭する。Qでお客様の不安を顕在化し、Aで会社の強みを伝えつつ払拭する・・・答え(強み)にあわせて質問をつくる。

    ●「人打ち」のポイント
    1.笑顔で掲載すること
    2.トップが出ること
    3.女性スタッフが中心になること

    ●お客様の声をリアルに見せるポイント
    1.複数人載せる(3人以上)
    2.顔写真、イラストを載せる
    3.住所、氏名を具体的に書く
    4.お客様の手書きで載せる

    ●満足の声を収集する方法
    1.大義名分が必要(ex.ご意見、ご感想が私たちの何よりの原動力になり、今後の参考になります)
    2.決して「アンケート」とは書かない(ex.ハートメール募集)
    3.前向きな声の実例を入れる
    4.掲載得点をつける
    5.掲載許可を取る


    ●チラシのプロになるための絶対条件
    1.情報のエキスに敏感になれ!
    2.異業種から盗め!
    3.週刊誌、スポーツ新聞、吊り広告から学べ!
    4.お客様の心を読め!(実際にその商品を使ってみる)
    5.お客様の声に謙虚に耳を傾けよ!
    6.創客・創品の発想を持て!(「誰に」「何を」売るのかを明確に)
    7.チラシを通じて自己改革せよ!
     ・商品力の革新
     ・サービス力の革新
     ・接客力の革新
     ・売り場力の革新
     ・スタッフの意識革新
     ・トップの意識革新

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