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- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769808107
感想・レビュー・書評
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北朝鮮の韓国進行に始まる朝鮮戦争勃発から、
洛東江の攻防、仁川上陸作戦を経て
長津湖で中共軍が本格的な攻勢に出るまでを描く。
緒戦の緊迫感や雰囲気はハルバースタムの著に比べると
少し伝わりづらく、時折読みづらさを感じることもあるが、
仁川上陸作戦へ向けての詳細な記述や、
毛沢東、彭徳懐らの狙いが細かく解説されており、理解しやすい。
また韓国軍についての記載も豊富。
捕虜らが極寒の山中を徒歩で連行された「死の行進」についても
悲惨さが伝わる記載がなされている。
マッカーサーが開戦の早い時期から
38度線を越えて朝鮮の平定を目標としていた点や、
中国側の意図について懸念を抱いていたにもかかわらず
マッカーサーを止めることができなかった点、
CIAが全く機能していない点など、
今後の悲劇へと繋がる舞台が揃いつつあり、下巻も大変に楽しみだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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